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ランド・ノリス、マクラーレンの”新しい現実”に適応「僕たちはパフォーマンスで表彰台を狙える」

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ランド・ノリス、マクラーレンの”新しい現実”に適応「僕たちはパフォーマンスで表彰台を狙える」

 シーズン前半に投入したアップデートで大きく躍進したマクラーレン。ランド・ノリスは、今や自分たちが実力で定期的に表彰台を争うことができるという”新しい現実”にすぐに適応できているという。

 イギリスGPとハンガリーGPで2位表彰台を獲得したノリスは、いまやマクラーレンはチャンスを得るために何かが起こるのを待つのではなく、純粋なパフォーマンスでトップ3に挑戦することを期待できるようになったことを認めた。

■超ミニウイングも! メルセデスとアストンマーチン、F1オランダGPでフロアなどをアップデート

「何かを成し遂げるチャンスがあったとき、その大半はそれを達成できたと思う。だから満足しているよ」

 そうノリスは語った。

「新しい現実に適応していくだけだ。僕たちはチームとして上手くそれが出来たと思う。長い間表彰台争いに加わっていなかったのに、突然それができるようになって興奮しすぎてしまうのは簡単だ。でも、僕たちは連続して表彰台に上ったことはないんだ」

「2番手からスタートして表彰台を狙うんじゃなくて、レースの途中で『オーマイゴッド、ここで表彰台に上がれるかもしれない』という感じだ」

「それはかなり違う話なんだ。でもメカニックもエンジニアもみんな、うまく適応出来たと思う」



 夏休み前のベルギーGPでは、ウエットコンディションのスプリントでオスカー・ピアストリが2位となったマクラーレンだが、決勝レースではフェラーリやメルセデス、アストンマーチンに先行を許し、ノリスが7位止まりだった。

「スパは僕らにとって悪くないレースだったと思う」

 そうノリスは振り返った。

「ただクルマがどちらかというと予選向きで、良いレースカーじゃなかったんだ。クリーンエアでは悪くなかったけど、レースができるクルマではなかった。ストレートが遅かったから毎周のようにオーバーテイクされた」

「ソフトタイヤでクリーンな空気を吸ったときのペースは十分だった。オスカーはポールポジションから100分の1秒遅れだった。僕たちは良い予選ができて、良いポジションを争うことができた」

「ここ(ザントフールト)は少しブダペストに近いから、スパ前の状態を維持できない理由はない」

「スパは効率とか、そういう面でちょっと異常だったと思う。僕たちは90%のサーキットに適したマシンを作るために多くの時間と努力を費やしてきたと思う。残りの10%にはスパやモンツァも含まれるかもしれない」

 ノリスは、レッドブルの後方では僅差の戦いが繰り広げられており、小さな差が大きな違いを生む可能性があることを強調した。

「スパでの僕の週末は、あるべきレベルに達していなかった。最初の予選でクルマにダメージを負い、2周目にひとつミスを犯してしまった」

「予選では、誰もがとても近いところにいる。最下位だってそんなに離れていない。ブダペストでは、コンマ4秒やコンマ2秒の差で多くの人たちが入っている」

「予選では、ニュータイヤとクルマが軽いおかげで誰もが良い走りを見せるから、差が縮まる。レースで何ができるかというのは、もっと大きな問題なんだ。レッドブルはそこが違うところなんだ」

 ノリスの期待通り、マクラーレンはオランダGPで素晴らしいパフォーマンスを発揮。FP1では2台がトップ10に食い込んだ他、FP2ではピアストリがクラッシュを喫してしまったものの、ノリスがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抑えてトップタイムをマークしている。

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