身近にあるモノが次々と値上げされていく昨今。クルマも値上がりの最中にあり、車両購入にかかる費用が高くなっている。高いお金を払うからこそ、価格以上のパフォーマンスを得たいものだ。そこで人気のトヨタ車の中でも、費用対効果が高いクルマを5台選び抜いた。コスパ最強のトヨタ車はコレだ。
文/佐々木亘、写真/TOYOTA
先代プリウス狙い目すぎ! デザイン許せば前期もアリ!! 新車ならハイブリッドでも300万切りのカローラクロスか!? コスパで選ぶトヨタ車5選
■高コスパひしめくコンパクトではアクアとシエンタで決まり!!
コスパと言えば、アクア。同社のヤリスよりも車両本体価格は高くなるが、それ以上の性能差を持つのがアクアだ。
ロングホイールベースから生み出される直進安定性と、高い居住性はヤリスを大きく上回る。
また、室内装備の質が高く、ヤリスのようなチープさを感じないのが良いところ。これで中間グレードGが223万円である。
ヤリスの最上級が235万円。それより安いアクアの中間グレードGだが、ヤリス以上の価値を持っていると思う。コンパクトカーの中でコスパを競わせたら、アクアの右に出るものはいない。
さらに5ナンバーカテゴリーからもう1台紹介していこう。
さまざまな使い方ができるユーティリティミニバン、シエンタだ。3列シートで両側電動スライドドアを備える中間グレードGガソリンモデルが234万円と、先述のアクアに迫る価格になる。
さらにイチオシは、35万円高のHEVモデル。HEVならではの静粛性の高さはもちろん、ばね上制振制御が入り、乗り心地が飛躍的に向上する。税金の差額等で実質差は25万円高程度だから選ばない手はない。
コンパクトサイズに機能が凝縮されているのがトヨタの高コスパ車だ。アクア・シエンタに乗れば必ずや、価格以上の価値を実感することができる。
■国民車の名前は伊達じゃない! カローラクロスがトヨタ最強コスパ車だ!
カローラクロスでコスパNO.1グレードは、ハイブリッド「S」だ(2WD/車体価格:298万円)
人気のSUVには、国内最強コスパとも言えるカローラクロスがある。
大人4人がしっかり乗れる広さがあり、内外装も安っぽくない。装備も価格もライバルより頭一つ抜け出す存在だ。
前述のアクアやシエンタよりも安い、エントリーモデルのG‘‘X‘‘(218万4000円)に目が行ってしまうが、日常使いには少し物足りなさを感じてしまう。そこで筆者がカローラクロスのコスパNo.1に挙げたいグレードは、ハイブリッドのS(2WD)だ。
内外装・安全装備・快適装備が揃っており、パワートレインはHEVと文句なし。これで車両本体価格が298万円と、300万円を切るから開いた口が塞がらない。
デザイン・装備の両面で奇をてらわずに、万人受けするのも、このカテゴリーではありがたいところだ。さすがはかつての国民車「カローラ」の名を冠するクルマである。
コンパクト~ミドルのSUVでは、キャラクターが立ったクルマが多いのだが、カローラクロスは強烈な個性をグッと抑えた。幅広い年齢層が、すんなりと選択できるのも高コスパ車としては大切な部分だ。
価格だけをみれば、「ただ安いだけでしょ?」と思われてしまいそうだが、充実の内容を携えミドルサイズSUVの中で、ひとり気を吐くカローラクロス。
確かにエンジンなどの設計には多少の古さは残るものの、長年使われてきた信頼の証と考えれば、ポジティブにとらえることができる。
個性あふれるSUV群の中で、人気を維持しながら万人受けするクルマを作り出すのは非常に難しい。これを実現し、さらにお得感も加えてくるのがカローラのすごさだ。
トヨタ車のコスパ最強車を選べと言われれば、カローラクロスを置いて他にない。迷ったらSUV、迷ったらカローラクロスに乗っておけば、今は大外ししないだろう。
■中古車のコスパ最強トヨタ車は?
中古車にも、高コスパ車が眠っているトヨタ。能力は高いのだが、時代の潮流に少し合わず、人気を集められなかった車種が狙い目だ。
過去5年程度を遡ると、コスパの良いクルマがたくさん出てくる。中でも筆頭格は、4代目プリウスの前期型だ。
プリウスだからもちろんHEV。安全装備にはトヨタセーフティセンスが付いて、Tコネクトナビも搭載。不人気の原因となったデザイン面さえ受け入れられれば、装備は新型車と見劣りしない。これが、支払総額150万円程度から購入できる。
登場から約5年で、新車の乗り出し価格の半額以下で乗れるのは驚きだ。
同条件でいけばカムリもいい。こちらも平成30年式を捕まえれば支払総額200万円程度で乗り出せる。
カムリもプリウスも、新車として登場した時代はSUV・ミニバンの最盛期。セダンが不遇の時代を迎え、さらにデザインが時代に合わず、人気が下振れしてしまった。しかし、彼らの性能は一級品だ。
時代を先取りしすぎたデザインも、今なら違和感なく安く乗れてしまう。このようにトヨタのセダンには、人気が出ず高い性能をアピールできなかったクルマが多い。
こうしたクルマを、数年後中古車として選ぶのも、コスパを最大限に享受するためのクルマ選びになのである。
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みんなのコメント
尚、ホイールが旧アクアは4穴、新型が5穴なので、スタッドレスタイヤを流用したい営業使いなら、敢えてヤリスという選択もあるでしょうね。