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「ロッキー/ライズHVが欲しいけど買えない…」という人が代わりに狙うといいクルマ

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「ロッキー/ライズHVが欲しいけど買えない…」という人が代わりに狙うといいクルマ

 ダイハツによる不祥事の影響を受け、生産停止が続いている人気コンパクトSUVのダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」。2023年の認証試験不正問題を受けて5月からHV仕様が、10月からはガソリン仕様も販売停止が続いている。

 人気モデルであるだけに、購入を検討していた人も多いと思われ、生産再開を待つのか、それとも別のクルマにするのか、悩ましい状況が続いていることだろう。そんな人たちにお薦めしたい、ロッキー/ライズの代わりになるクルマをいくつかご紹介しよう。

「ロッキー/ライズHVが欲しいけど買えない…」という人が代わりに狙うといいクルマ

文:吉川賢一
写真:TOYOTA、HONDA、SUZUKI

ロッキー/ライズの代替車の大本命といえばこれ!! トヨタ「ヤリスクロス」

 ロッキー/ライズの代替車第1候補は、2024年1月17日に改良新型が発売されたばかりのトヨタ「ヤリスクロス」だ。最大の長所は「コスパのよさ」。ロッキー/ライズは、ガソリン車が税込171万円~、ハイブリッド車が217万円~という圧倒的なコスパが大きな魅力のモデルだが、ヤリスクロスも、ガソリン車が190万円(X/2WD)、ハイブリッド車も229万円(ハイブリッドX/2WD)と、ロッキー/ライズに次いでリーズナブル。

 加えて、ヤリスクロスは燃費性能も一級品。ハイブリッドはクラス世界トップレベルの低燃費30.8 km/L、ガソリン車であっても19.8km/Lだ。ちなみにライズは、ハイブリッド車が28.0km/L、ガソリン車が20.7km/Lと、ハイブリッド車はヤリスクロスのほうが優れる(燃費はすべてWLTCモード)。

 ディスプレイオーディオが標準装備となる点も、ヤリスクロスの魅力。スマホを接続すればナビとして活用できるので、高価な純正ナビを買う必要がない。もちろん、レーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシストといった、便利な先進支援機能は標準装備だ。

 ヤリスクロスは走行性能の素性も抜群によく、コンパクトで軽い車体に、効率のいい1.5Lガソリンエンジン+CVTのパワートレインで、ロッキー/ライズよりも軽快な走りが体感できる。ハイブリッド車も、トップクラスの効率を最安値で提供するコンパクトSUVだ。欧州車チックな雰囲気が気に入れば、積極的に推したいモデルだ。

2024年1月17日に改良型が発表されたヤリスクロス。アッパーグリルのデザインパターンを変更。またコンソールボックス付フロントソフトアームレストを採用した

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ロッキー/ライズ イーターになること間違いなし!?? ホンダ「WR-V」

 2024年3月22日より発売となるホンダ「WR-V」も、ロッキー/ライズの代替車として期待できるモデルだ。現時点発表されているのはガソリンモデルの3グレードのみで、価格はエントリーグレード「X」が209万円、標準グレード「Z」が234万円、最上級グレード「Z+」が248万円と、同社の「ヴェゼル」(ガソリン車 239万円~)よりも安い。

 WR-Vはもともと、ホンダがインド市場で「エレベイト」という名で販売していたモデル。これがこのたび日本に導入されることになったわけだが、丸みのあるヴェゼルのエクステリアとは異なり、角の立ったオフロードSUV風デザインが特徴的だ。パワートレインは、1.5リッター直4のi-VTECエンジンにCVTの組み合わせ。燃費はWLTCモードで16.4km/Lと、ロッキー/ライズやヤリスクロスには及ばないものの、2650mmというロングホイールベースは、ライズやヤリスクロスよりも長く、直進安定性や乗り心地の良さには期待ができる。

 もちろん、ホンダセンシングは全グレードに標準装備で、アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)や車線維持支援システム(LKAS)、オートハイビームなど、最新鋭の安全運転支援システムも備わる。ガソリンモデルのみというのがネックではあるが、それだけに価格が安く、今後の活躍は十分に期待ができる。ロッキー/ライズの代替車としては、これ以上ないモデルではないだろうか。

2024年3月22日より発売となるホンダのWR-V。ホンダがインド向けに販売していたコンパクトSUVのエレベイトを、日本市場向けとして改良&適合したモデルだ

5ドアになればより間違いのない選択肢に!! スズキ ジムニーシエラ

 もうひとつ、ロッキー/ライズの代替車としてお薦めしたいのが、スズキ「ジムニーシエラ」だ。価格は税込186万円(JL 5MT)~208万円(JC 4AT)。無骨なデザインと、耐久性の高いラダーフレーム、頑丈な前後リジットアクスル、2WD/4WDを切り替えられるパートタイム4WDなど、悪路走破性を考えられた構成のジムニーシエラは、国内のみならず、グローバルでも高い人気を誇っている。海外で人気があるだけに、中古車の下取りが高いことも有名であり、購入から売却までのトータルコストで考えれば、ロッキー/ライズ以上のコスパを狙うことができるモデルだ。

 ただ、ガソリン車のみなので、燃費はWLTCモードで15.4km/L(5MT)、14.3km/L(4AT)にとどまり、また、3ドア車であるため、後席を積極的に使う人にとっては全く向いていない。後席シートは常に倒し、広めの荷室として活用するならば気にならないかもしれないが、それでも後席にドアがある使い方に慣れている人にとっては、戸惑うことも多くなってしまう。インドでは、このジムニーシエラのホイールベースを300mm延長した5ドア版が販売されており、この5ドア版が日本に導入されれば、より間違いのない選択肢となるだろう。

JB74のジムニーシエラ。海外では5ドア版も販売されている

◆      ◆     ◆

 もうちょっとだけ予算を頑張れば手が届くモデルとして、ぜひ挙げておきたいのが、トヨタ「カローラクロス」だ。最安グレードはなんと税込218万円(1月末時点)という驚異のコスパであり、ここまでコスパのいいクルマは、ほかにない。ミドルクラスSUVに近いボディサイズのおかげで、5名分の乗員スペースには余裕があり、室内も広大だ。ボディサイズが許容できるならば、ぜひカローラクロスも選択肢にいれてみてほしい。

2023年の5月から、販売停止が続いているライズハイブリッド。10月からはガソリン仕様も販売停止となってしまった

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みんなのコメント

7件
  • 藍流頓瀬奈
    結局どれも上積みが必要ではないかと。
    スズキならジムニーシエラよりもクロスビーじゃない?
  • umi********
    私のおすすめは不人気車だけどイグニスです。
    エンジンは今時希少な1.2の4気筒で一応HVで
    価格も軽と大差なし、パーソナルカーとしてなら広さも十分。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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