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アウディ、世界限定660台の『RS6アバントGT』を国内10台のみ導入。最高出力は630PSにまで増強

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アウディ、世界限定660台の『RS6アバントGT』を国内10台のみ導入。最高出力は630PSにまで増強

 アウディのプレミアムアッパーミディアムセグメントにおける“究極のスポーツグレード”と称される『RS6 Avant GT(RS6アバントGT)』が日本に上陸。世界限定660台、国内ではオンライン販売のクロノスグレーメタリック5台と、ミトスブラックメタリック5台の計10台が用意され、前車が10月3日(木)の11時から10月16日(水)10時までのスケジュールで先行発売を開始している。

 シリーズの“トップ・オブ・トップ”として、長い歴史を紡いできた高性能アバントの最新型は、ドイツ本国にて2月6日付けで公開されたモデルであり、そのルーツはアウディでボディワークおよび車体構造のメカニックや塗装工、金型工として働いていた12人の研修生が、デザイン部門の支援を受けて6カ月間のプロジェクトで完成させた“プロジェクトRS6 GTOコンセプト”に遡る。

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 チームは1989年に登場した往年の『アウディ90クワトロ IMSA GTOレースカー』にインスピレーションを受け、2020年にクワトロ誕生40周年を記念した『RS6 GTOコンセプト』として具現化。カーボンファイバー製のボンネットやフェンダー、専用となる22インチ6スポークホイールなどが装備され、往年のヘリテージデカールなども施されていた。

 そんなルーツを持つ今回の限定モデルは、シリーズの『RS6アバント・パフォーマンス』をベースとして22kW(30PS)および50Nmの増強となる4.0 TFSIツインターボチャージャー付きV型8気筒エンジンを搭載。最高出力は463kW(630PS)、最大トルクは850Nmまで引き上げられ「これまでで史上最高のスペック」と豪語する1台に仕立てられる。

 これによりシリーズのトップモデルとしての実力を誇示し、0-100km/h加速はRS6アバントを0.3秒上回る3.3秒、最高速度は305km/hに到達。そのうえでシフトタイムが最適化された8速ティプトロニックとquattro(クワトロ)のフルタイム四輪駆動システムが組み合わされ、最新版の軽量かつコンパクトなロッキングセンターディファレンシャルは通常40:60の比率でパワーを配分。スリップ率が高まると、フロント最大70%、リヤ最大85%でアクスルに配分することが可能となる。

 さらに他のRSモデルと差別化するため、リヤアクスルのクワトロスポーツディファレンシャルには特別なチューニングが施され、俊敏性の向上に焦点を当てた“ダイナミック”のドライビングモード選択時には、リヤアクスル重視のトルク配分をする新しい設定を採用する。

 併せて脚元では今回初めてとなるライトウェイト・アジャスタブル・コイルオーバーサスペンションが標準装備され、車高を10mm低くしたうえでより高いスプリングレート、3段階に調整可能なダンパー、より硬いスタビライザー(フロントで30%、リヤで80%硬め)により、ボディのロールが減少しドライビングの楽しさが大幅に強化されている。

■カーボンファイバーの採用で40kgの軽量化を実現

 圧巻の性能を視覚的に訴えるエクステリアは、シングルフレームとエアインテークを完全なハイグロスブラックで仕上げ、フロントエプロンの垂直ブレード、新形状のインテークグリル、バンパーに統合されたスプリッターがシャープな外観を印象づける。

 さらにアウディスポーツGmbHは、今回初めてボンネットのデザインを完全に見直し、素材にもカーボンファイバーを採用。同様に大径ホイールを収納するフェンダーも初めて完全にカーボンで製作され、同じくバンパーとも併せて約40kgの軽量化を実現する。

 またRS6アバント史上初めてルーフレールを廃止することにより、よりフラットでスポーティなシルエットを実現したサイドを経て、リヤにはブラック仕上げの「RS6 GT」エンブレムに、ローディングエッジを視覚的に低く見せる専用デザインのテールゲート、車両の幅広さをさらに強調する垂直センターリフレクターを備えた機能的なディフューザー、モータースポーツからヒントを得たダブルウイング等を特徴とする数々の専用ディテールが採用される。

 さらに22インチ大径ホイールの後方に統合されたエアアウトレットにより、ホイールアーチ内のエアが効果的に排出され、RSモデルに標準装備されるセラミックブレーキシステムの冷却性能も向上させている。

 一方のインテリアも、身体をしっかりとホールドする機能性と上質なマテリアルが醸し出す質感が両立する、ダイナミカとレザーによるコンビネーションのRS6 GTロゴ付きRSバケットシート、RS6 GT デザインパッケージ、ディープブラックダイナミカのデコラティブパネル、フラットボトムステアリングホイール等を特別装備として採用する。

 センターコンソールには同車が660台限定のリミテッドエディションであることを示すシリアルナンバーも刻印され、まずはクロノスグレーメタリックの5台がオンラインで発売し、抽選結果は10月18日(金)に当選通知がEメールで送られる。ミトスブラックメタリック5台については今秋以降、順次販売店を通じて販売される予定となり、価格は2820万円(税込)となっている。

・Audiコミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106
・オンライン特設ページURL:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/special_offer/limited_edition/rs-6-avant-gt.html

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