イタリアのミラノで開催中のEICMA2018(ミラノショー)のホンダーブースでは、世界初公開となるモデルが多数登場。新たなネオ・スポーツ・カフェスタイルの個性派「CB650R」は、今最も注目されているモデルの一つだ。REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
日本国内では、CB1000RやCB250Rを、CB125Rの3タイプをリリースし、ヨーロッパではCB1000Rを筆頭に、300、250、150、125の各排気量がラインナップされているCB-Rシリーズ。EICMA2018では、このネオ・スポーツ・カフェスタイルが特徴の同シリーズの650ccモデル「CB650R」が世界初公開された。
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CB650Rは、2018年10月3日に開催されたパリモーターショーで参考出品されたモデル。今回のEICMA2018では、サイレンサーの形状、シリンダーヘッドカバーや外装の一部のカラーを変更しての登場となった。
CB650Rはカフェレーサーのデザインエッセンスと、凝縮した台形プロポーションを融合させた個性的なスタイリングを実現。大型ラジエターを装備した水冷直列4気筒エンジンは、より力強い出力特性を図るとともに、Hondaセレクタブルコントロールとアシストスリッパークラッチを採用することで操る楽しさと上質なライディングフィールを追求している。
強靭な足周りは、ショーワ製φ41mmセパレートファンクションの倒立型フロントフォーク、ラジアルマウント型の4ピストンフロントブレーキキャリパーなどで強化。同じ650ccカテゴリーのCB650Fには採用されていない、“CB-Rシリーズならでは”のアイテムにも注目だ。
また、CB650Rの最大のポイントは、既存のバイクにはない個性に満ち溢れたヘッドライト周り。ビキニカウルを装備した「CB650F」とも一味違う外観が見どころのひとつとなっている。CB650Rは日本でも発売を予定している。
おなじ650でも……今、国内で発売しているのは「CB650F」
写真は国内でリリースされているネイキッドモデル「CB650F(92万3400円)」。エンジンの形状は似ているが、外装や足周りは一新されているのが分かる。
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