CARトップ最年少編集部員「フライングスパー スピード」に試乗
30万円の中古車が相棒の『CARトップ』最年少編集部員・鈴村にとって、高級車は遥か彼方の存在。そんな僕にベントレー……しかも名機のW12気筒エンジンを搭載する「フライングスパー スピード」に乗れるチャンスが巡ってきた! ということで、その様子をレポートします。
ベントレーは「知れば知るほど虜になる!」 新人編集者が「フライングB」の世界観を初めてサーキットで体験してきました
愛車の100倍以上の価格のベントレーに乗るチャンス
2年前、約30万円で人生初の愛車を手に入れた。ワクワクしながら中古車屋さんに向かい、これから相棒となるクルマと対面した際の感動は、今でも忘れることができない一生の思い出となっている。
だけれどCARトップの編集部員をしていると軽自動車からスポーツカー、ときには高級車まで幅広い車種に乗る機会が多い。そうなるとつい、ほかのクルマに浮気をしてしまい、将来乗りたいと思うクルマが増えていくばかり。
そんなある日、姉妹メディアAUTO MESSE WEBから「ベントレーに乗らない?」との提案が。しかも一般道ではなく、サーキットで試乗できるという。ベントレーの平均価格は約3000万円。おいおい、僕の愛車の100倍以上ではないか。僕の人生で、この先ベントレーに触れ合う機会はないかもしれない。これはもう行くしかない! そんなわけで、試乗会場の千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイに向かったのだった。
12気筒を一度試してみたかった
僕は今回の試乗会で、どうしても乗っておきたい1台があった。W型12気筒エンジンを搭載する、ベントレー フライングスパー スピードである。編集部のパイセンたちから「W型12気筒は本当に気持ちがいいエンジンだ」ということを聞いており、一度試してみたいと思っていた。
また電動化の波が押し寄せるなか、ベントレーは2024年4月をもって、W型12気筒エンジンの生産終了を発表済み。つまり、今回の試乗会がW型12気筒エンジンを味わえる、最初で最後のチャンスかもしれない。
早速シートに収まり、イグニッションをONにして始動したW型12気筒エンジン。ここで「ファン」などと誰もが耳を立てるような音ではなく、主張しすぎていないあたりが上品で、むしろ色気がある。
慎重にコースインして、アクセルペダルを徐々に踏み込んでいくと、なめらかな加速に心を打たれる。さらに重低音と乾いたサウンドの絶妙な混じり具合は、もはや芸術だ。BEVの加速も確かになめらかではあるが、すばらしいサウンドを堪能することはできない。まさにW型12気筒、あっぱれである!
フライングスパー スピードに惚れた
またシャシー性能にも驚かされた。ドライブモードをスポーツにすると、フロントへのトルク上限を最大280Nmに設定。クイックに曲がるセッティングになる。一方で、コンフォートとベントレーモードでは、最大480Nmをフロントに配分。安定性が確保され穏やかになるので、非常に運転もしやすいのである。あれ? ひょっとして僕は、ベントレーを乗りこなしちゃっているんじゃない?
結論。僕は、フライングスパー スピードに惚れてしまいました。しかし、駐車場には、サーキットまで乗ってきた社用車(コンパクトカー)が待っていた。「あんまり調子に乗るな! お前にまだベントレーは早いぞ」と言われているようで、現実を突きつけられた瞬間だった……。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
「カローラ」より小さい! トヨタが謎の「コンパクトセダン」を実車展示! 低価格なのに「めちゃ存在感ある」モデルの正体は? 泰で登場
知る人ぞ知る真実……実は2代目ステージアの2.5LV6ターボ「VQ25DET」は幻の「V35スカイラインGT-R」用エンジンだったってマジ!?
オービスは「何キロ」で光る? 似たカメラとの見分け方は? 速度違反時に光る装置…! あらゆる噂の真相を専門家に聞いてみた!
元自動車ディーラーがぶっちゃけ 「EV需要」が日本で加速しないワケ
内装めちゃ「オシャレ」! 斬新シフト採用の「小さな高級車」日本発売! 専用色と黒アクセントの特別仕様車「DS4 パフォーマンスライン」497.3万円から
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?