2024年のF1世界選手権はまだ始まったばかりだが、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリはすでに来年のカレンダーをまとめようと懸命に取り組んでいる。ラマダンのお祝いにより、2025年2月28日から3月30日の間にイスラム教国でグランプリを開催することが不可能になったため、来季のチャンピオンシップがオーストラリアで始まることはすでに確実となっているようだが、最初の5つのグランプリのスケジュールはまだ固まっていない。
先のバーレーンGPの期間中、F1側と数人のレースプロモーターが話し合いを行っているのが目撃されている。日本GPは2025年シーズンは第2戦のスロットに入り、3月の第3週に前倒しされる見通しだ。
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それ以降はふたつのバージョンが広まっているが、中国GPの日程が問題となっている。なぜなら現地における通関法の非常に官僚的な運用により、F1がすべての資材を中国国内に持ち込んだり国外に持ち出したりするのにつねに困難を伴うためだ。
来年のオーストラリアGPは今年のレースよりも2週間早い3月9日に開催され、日本GPはその1週間後、つまり今年のレースの3週間前で、気温が4月初旬よりもかなり低い3月16日に開催されることとなる。
その後、ドメニカリが望んでいるバージョンでは3月23日に中国GPを行い、バーレーンとサウジアラビアで4月6日と同13日にそれぞれのグランプリを開催する予定だが、順番はまだ決まっていない。この開幕4戦の終了後は、チームの要請により短い休暇を挟む。マイアミGPは通常の5月のスタート日程を維持し、レースは5月4日に予定されている。
ロジスティクス担当者がドメニカリに、レース後の月曜日の朝に鈴鹿サーキットからすべての荷物を運び出し、72時間後に上海で準備を整えるのは非常に困難な可能性があると警告しているため、ドメニカリは中国GPを3月30日に動かしてふたつのレースの間に間を開けることを検討している。そうなると中東でのふたつのレースは4月13日と20日に開催せざるを得ないが、バーレーンよりもジェッダの方が気温の上昇がはるかに早いため、サウジアラビアGPが先に開催されることになりそうだ。
この場合、アメリカでの3レースのうち最初のレースの前の短期休暇はなくなる。マイアミは開催日が契約上確定しており、来年のグランプリは5月4日に開催されることが決まっているためだ。どちらのバージョンでもフライアウェイの最初の回が3月9日に始まり、5月4日に終了することを考えると、ヨーロッパのレースのスケジュール決定は問題にならないはずだ。
結局のところ、今年開催されるグランプリはすべて2025年に有効な契約を結んでいるため、ドメニカリがヨーロッパの一部の国でレースのローテーション制を試そうとするのは、翌年以降に持ち越されることになるだろう。
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