JVとして777億円で自動車工場を新設
text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
EVモデルのミニが、BMWグループとグレートウォール・モーター(長城汽車)とのジョイントベンチャー(JV)「スポットライト・オートモーティブ社」による、新しい中国の工場で生産されることになる。
ドイツと中国の大手自動車メーカーによって立ち上げられたスポットライト・オートモーティブは、中国の張家港市に自動車生産工場を5億5500万ポンド(777億円)の費用を投じて建設している。竣工予定は2022年。
3000名の従業員を雇い、年間16万台の生産能力を持つ工場となる。一方で英国オックスフォードの工場もミニ生産の「心臓部でありホームである」として、残されることを示した。
BMWによれば、その工場で将来のEV版ミニを、グレートウォール・モーターのいくつかのモデルと並んで生産するとしているが、どんなモデルなのかはまだ明らかにしていない。
標準的なミニのEV、ミニ・エレクトリックは2020年に発売が開始される予定。こちらは英国のオックスフォード工場で生産される。「(オックスフォード工場は)ミニの生産の心臓部でありホームとして残ります。スポットライト・オートモーティブというジョイントベンチャーが、余力と柔軟性を与えてくれます」 とBMWはコメントしている。
魅力的な条件でミニ・ブランドのEVを大量生産
中国の張家港市に準備を進めている工場は、主に中国市場向けのミニ・ブランドのクルマを生産することになるはず。ミニ・エレクトリックも含まれると考えられるが、世界各国へ輸出もされることになるようだ。
BMWの財務担当、ニコラス・ピーターは次のように述べている。「世界市場に対してジョイントベンチャーは、より魅力的な条件でミニ・ブランドのEVを大量に生産することになります。同時にミニ・ブランドの開発も加速するでしょう」
「ミニにとって、次のステップへの重要な戦略でもあります。グレートウォール・モーターとジョイントベンチャーを立ち上げたことは、中国市場がわれわれにとって重要な存在であることを示すものです」
BMWはミニ・ブランドだけでなく、BMWとしての中国での販売戦略にも積極的で、BMWブリリアンスというジョイントベンチャーを立ち上げている。こちらは中国、ブリリアンス・オートとの共同となる。
AUTOCARは以前、ミニ・ロケットマンがコンパクトなEVモデルとして2022年に復活する可能性があることに触れている。このモデルも、スポットライト・オートモーティブの工場で生産が行われる可能性が高い。
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