昨年末に2019年の中頃まで、月1台以上のペースで新製品を送り出すと宣言し、強気な姿勢を見せているイギリスの老舗オートバイブランド、トライアンフ。その宣言通り、2月13日に同社のレジェンド的な存在である1930年代の名車「SPEED TWIN」の名を現代に復活させた、新型「スピードツイン」の国内販売を開始しました。
初代スピードツインは、単気筒エンジンが主流だった1938年に、並列2気筒、いわゆるパラレルツインエンジンを搭載して登場し、四輪事業の失敗で経営危機にあったトライアンフを復活させただけでなく、その後多くのフォロワーを生み出し、多気筒化の流れを作ったレジェンド的存在のひとつ。
80年以上の時を経て登場した新型スピードツインは、トライアンフの十八番、水冷SOHC並列2気筒1200ccの改良型ボンネビルツインエンジンを搭載。最高出力97ps、最大トルク112Nmを発生し、同系列エンジンで最もハイパワーなバージョンとなります。
エンジンの改良点は、クラッチアッセンブリーの改良、新エンジンカバーによるマスの最適化などがあげられますが、中でも新しいマグネシウム製のカムカバーを採用することで、同エンジンを搭載するカフェレーサーモデル「スラクストン」と比べて、エンジン単体で約2.5kg、全体では約10kgの軽量化を果たしています。
そのスタイリングは、比較的クラシカル寄りのイメージの強いトライアンフのパラレルツインエンジン搭載シリーズにあって、最もモダン寄りなもの。筋肉質なイメージを強調するガソリンタンクやマットな質感のエンジン、地上高807mmと足つき性に優れたスポーティなシート、バーエンドミラーやマットブラックのエグゾーストサイレンサーや、ブラシ仕上げされたアルミニウム製マッドガードなど、スポーティなスタイリングは性別問わず幅広い年代に受け入れられそうな印象です。
もちろん、装備面でも抜かりはなく、3種類のライディングモード(SPORT、ROAD、RAIN)やトラクションコントロール、ABS、LEDデイタイムライニングヘッドライト、LEDリアライト、ライドバイワイヤ、クラッチの握力を軽減するトルクアシストクラッチ、USB電源ソケット、エンジンイモビライザー、タイヤ空気圧モニターなど、現代のオートバイに求められる機能はしっかり盛り込まれています。
他にも、フロントにはブレンボ製のツインディスクブレーキ、17インチの軽量7スポークアルミホイール、ピレリのプレミアムラジアルタイヤPirelli Diablo Rosso 3など、ライダーのツボを押さえた装備も抜かりないスピードツイン。
その価格は、「シルバーアイス×ストームグレイ」と「コロッシレッド×ストームグレイ」の2色が163万8880円、「ジェットブラック」が160万円となっています。
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