日本のみならず世界的にシティポップというジャンルが再びヒットしています。そこで、モーサイJukeboxではシティクルーズにマッチするポップナンバーをセレクト。昼でも夜でも、バイクのテンポや鼓動とシンクロしてくれるシティポップはやっぱり相性抜群。きっと、街の走りがより楽しくなること請け合いです!
1.Heart of rock and roll/Huey Lewis & The News
【画像】街=シティを走るのにピッタリ!? 車名に「シティ」を冠するバイク
心臓の鼓動からイントロにはいるこの曲、ベタベタな「鼓動感」ですが、心や足取りも軽くなるようなメロディラインはバイクの走りにもマッチしてくれるかと。もともとクリーンなロックが特徴で、オールドファッションではありますが、今も色あせないポップロックの名曲です。ちなみに、ヒューイ自身もバイクマニアとして知られており、一時はレースにも出場していたとかいないとか。
2.Love Foolosophy-Rdio Edit/Jamiroquai
ファンク、アシッドジャズなどさまざまなジャンルで語られるジャミロクワイですが、シティクルージングへのマッチングはピカイチ!リードボーカルのジェイ・ケイは大のスーパーカーマニアでもあるので、走るシーンを意識しているのかもしれませんね。ちなみに、ジャミロクワイはジェイ・ケイひとりによるソロユニットで、バンドメンバーはアルバムごとに変わっています。
3.Come to me/France Joli
オールドディスコのヒットナンバーですが、パーカッションによる心地よいラテンタッチや、ベースにはソウルフレーバーさえ漂い、バイクの躍動感を引き出してくれそうな音源。1979年のリリースでビルボード15位まで登りつめましたが、この時ジョリは若干15歳!こちらのロングバージョンは思う存分、彼女のボーカルと躍動感あふれる間奏がお楽しみいただけます。
4.Drive/ICE
1990年代の渋谷宇田川町は大手のみならず、インディーズのレコードレーベルが軒を連ね、シティポップの中でも「渋谷系」として音楽ファンを魅了しました。中でもICEのナンバーは、クラブDJがこぞってフロアにドロップする名曲揃いだったと有名です。今回は独特のグルーブ感をたたえながら、バイクのライディングをなぞるようなリズムラインのこちらをセレクト。こういった曲が今でも聴き続けられているというのは、当時を知るものとしても嬉しい限りです。
5.シャンデリア・ミラージュ/松原みき
シティポップの再燃、グローバルなトレンド入りをけん引したのは松原みきの「真夜中のドア」と噂されていますが、彼女の楽曲はすべてが珠玉のシティポップといっても過言ではないでしょう。シティクルーズで真っ先に思い浮かんだのが、テンポよくキャッチーなフレーズが登場するこちら。ピアノの走りっぷりもまたバイクの快走に合いそうです。
6.木枯らしセンティメント(戦場ヶ原ひたぎ・貝木泥舟バージョン)
アニメファンにはおなじみの「恋物語」OP曲でヒロイン役声優の斎藤千和さん、主人公役声優の三木眞一郎さんがボーカルを務めたちょっぴりアンニュイなポップナンバー。バックのシンセサイザーがシティポップの文法をおさえつつ、また声優さんによるキャラを演じた歌い方がなんともキッチュでクセになりそうな一曲です。〈物語〉シリーズにはこのほかにもバイクに合いそうな名曲揃いですので、ぜひほかの曲もチェックしてみてはいかがでしょう。
7.銀河鉄道999/ゴダイゴ
言わずと知れた歌謡曲殿堂入りアーティスト「ゴダイゴ」の大ヒット曲。近年、EXILEによってライブバージョンが作られるなど、名曲ぶりは今も衰えしらず。このイントロだけで鳥肌!なんて方も少なくないでしょう。旅をモチーフにした曲なので、シティクルーズのスケールがアップしそうな雰囲気もありますね。
8.Then it all goes away/Dayglow
2022年6月にリリースされたばかりのこちらは、ストリーミング回数10億オーバーという新人、デイグロウの新曲。クラップで紡ぐハッピーなメロディや、カウベルの和みサウンドは新たなシティポップのヒットメーカー登場を感じさせます。デイグロウは日本のシティポップやシンセミュージックに影響を受けたと公言しているので、当然日本のシティクルージングにもピッタリかと。
9.Saved for dancing/Meck
元歌はアメリカの金髪アイドル、レイフ・ギャレットの「ダンスに夢中」で、当時はビートラインのインパクトからディスコナンバーとしてCMにも起用されました。今回の曲はSNS向けにリエディットされ、サビがハッキリクッキリしたほか、音数が増えて今っぽいポップに仕上がっています。ちょっとテンポが速いので、クルージングのラストをまとめるようなニュアンスでしょうか。
10.Charade/Henry Mancini
シティポップの祖といえば、勝手ながらこのヘンリー・マンシーニではないかと。ピンクパンサーのテーマや、こちらのシャレードなどすべからく都会的で、誰の耳にも馴染むポップな曲ばかりです。映画のテーマとして作られているので、ビッグバンドによる軽やかに流れるような演奏はじつにリッチな音。それでも、最終楽章の疾走感あふれるシーンはまさにバイク乗りにこそ聞いてほしいもの。ちなみに、映画「シャレード」もオシャレで楽しい作品なので、ご覧になってからだとさらにこの曲が楽しめることでしょう。
まとめ●石橋 徹 写真●ヤマハ 編集●中牟田歩実
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