米ゼネラルモータースは、キャデラックブランド初のピュアEVコンセプト「キャデラック リリック(LYRIQ)」をオンライン上で部分公開した。
流麗なクロスオーバーSUVとして姿を現わしたリリックは、GMが2019年に開発を公表した次世代EVを想定したモデル。電動化時代の新たなキャデラック像を表現したというスタイリングは、低いルーフラインとワイドなスタンス、さらにLEDで彩られるブラック クリスタルグリルが特徴だ。
駆動方式にはRWDとAWDの双方が用意され、コバルト使用量を70%以上削減しつつ高出力化を実現した“アルティウム”バッテリーの採用などにより航続距離は300マイル(約480km)超に達するという。また、新たなEV専用プラットフォームをベースとすることで、内燃機関モデルに必要な構造を完全に廃し、室内スペースが大幅に拡大していることもアピールポイント。構造材の一部としてバッテリーを組み込んだことにより、SUVとしては異例の低重心に加え、ほぼ50対50の良好な前後重量配分も実現。スポーティなハンドリングと抜群の応答性を実現しているとのことだ。
コクピット全面に広がる33インチスクリーンは、現在市販されている他モデルに比べ64倍もの色味を再現でき、ドライバーはインフォテイメントシステムやカメラからの画像などへシームレスにアクセス可能。ハイレベルな自動運転「スーパークルーズ」にも対応しており、全米の20万マイル(約32万km)を超える道路において、完全に手を離した状態でのドライビングが実現する。さらに、将来的にはレーンチェンジまで車両側で行えるようアップデートも予定されているとのことだ。
ほかにも、ドライバーの乗車に先立ち空調などを自動で調整する機能や、タイヤからのロードノイズを低減する新世代のノイズキャンセリングシステムなど、先進装備が満載のリリック。ディテールの変更はありうるものの、方向性はこのままで市販も検討されている模様。全貌が明らかになる日を楽しみに待ちたい。
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