アルファタウリの角田裕毅は、F1イタリアGPのフォーメーションラップ中にマシントラブルに見舞われ、決勝レースをスタートすることすらできなかった。
角田は予選Q3進出を逃したものの、11番グリッドを獲得。今季4度目の入賞が期待されたが、そのレースは戦う前に終わってしまった。スターティンググリッドに向かうフォーメーションラップでトラブルが発生し、アルボレートコーナー(旧パラボリカ)手前にマシンを止めることになってしまったのだ。
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「マシンから異音が聞こえ、その後パワーを感じられなくなってしまいました。正確な理由はまだ分かりませんが、調べることになると思います」
角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「もちろん信頼性の問題が出なければよかったですが、(リタイアするのは)今年初めてのことなので、ポジティブな姿勢を保ちつつ、さらに強くなって戻って来たいと思います」
「今回はチームのホームレースでしたし、ポイントに近い位置からのスタートでしたから、レースしたかったです。プラクティスでのペースもかなり速かったので、残念でした。でも、今後できることはたくさんあります」
「この数週間、マシンのパフォーマンスは一貫して堅調に見えました。苦労する日があっても、その次の日にはさらに強くなって戻ってくることもできたんです。最大限のパフォーマンスを引き出せるのが僕らの強みですから、今後については心配していません」
なおチーフエンジニアのクラウディオ・バレストリによれば、角田が見舞われたトラブルはパワーユニットに起因するモノだったという。
なお今週末、角田は今シーズン4基目のエンジン(ICE)、ターボチャージャー(TC)、MGU-H、MGU-Kを投入したばかりだった。
「今日の目標は、ポイントを獲得することだったが、それを達成することはできなかった」
そうバレストリは語った。
「ユウキは11番手からのスタートだったが、フォーメーションラップ中にパワーユニットにトラブルが発生し、コース上にマシンを止めることになった。スタート前にレースが終了することになってしまったんだ」
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