新型アルピーヌA110は2月10日から受注開始。30台限定の発売記念車も登場【東京オートサロン2022】

　アルピーヌは1月14日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2022に出展し、11月24日にフランスで発表された新型アルピーヌA110の3つのモデルレンジのうち、パワーとトルクの向上を行いスピードに磨きをかけた『A110S』の世界初となる実車展示を実施。2月10日からアルピーヌ正規販売店で受注を開始すると明らかにした。さらに、新型アルピーヌA110にエアロキットと、強大なグリップ力を持つセミスリックタイヤ、専用の内装トリムを装備した新型アルピーヌA110発売記念限定車『アルピーヌA110 S アセンション』の受注を、2月10日から開始する。

　世界初の実車展示となった新型A110 S。これまでは、オリジナルA110の特質を色濃く引き継ぐ『A110 ピュア』、洗練されたデザインと快適性が特長の『A110 リネージ』、高出力エンジンと専用チューニングを施したシャシーを持つA110Sの3つのグレードラインアップだったが、新型アルピーヌ A110は、これらの3つのグレードの特徴をさらに際立たせたA110、A110 GT、A110 Sというグレード体系となった。

　A110 GT、A110 Sには、これまでよりも出力・トルクが向上した300ps/340N・mを発生するハイパワーエンジンが与えられ、GTでは余裕のある走りが、Sではいっそう刺激的な走りが楽しめるとのこと。新たなマルチメディアシステムの採用により、AppleCarPlay、AndroidAutoに対応し、インフォテインメント環境が大きく向上していることも特徴だ。

　これまでと変わらず、ボディを含む重量の96％がアルミ製で、前後重量配分を理想的な44対56とし、ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用したシャシーに、直列4気筒1.8リッターターボエンジンをミッドシップレイアウトに搭載。ダンパーは、これまでと同様のダンパー内にセカンダリーダンパーを備えたハイドロリック・コンプレッション・ストップを採用している。

　アルピーヌのロラン・ロッシCEOは「2021年は、アルピーヌにとって歴史的な年となりました。F1に挑戦を開始し、ハンガリーグランプリでは優勝を達成しました。世界耐久選手権では、トップカテゴリーへの挑戦も開始しました。このレース活動が、新しいA110のコンセプトを明快にし、パフォーマンスを一段と高め、モータースポーツで得られるノウハウを取り入れることへと繋がります」とコメントしている。

車種名内装色メーカー希望小売価格（税込）アルピーヌ A110ブラック¥8,110,000アルピーヌ A110 GTブラウン、ブラック¥8,930,000アルピーヌ A110 Sブラック¥8,970,000

　さらに同モデルの販売開始を記念して、A110 Sをベースにダウンフォースを与えて高速安定性と最高速度を高めるエアロキットと、強大なグリップ力を持つセミスリックタイヤ、専用の内装トリムを装備した新型アルピーヌA110発売記念限定車『アルピーヌA110 S アセンション』の受注を2月10日から開始することが明らかにされた。

『アルピーヌA110 S アセンション』は、カーボンフロントスプリッター、カーボンリアスポイラー、エクステンデッドアンダーパネルで構成されるエアロキットを装備。フロントで60kg、リアで81kgの追加のダウンフォースを発生させ、高速域での走行安定性を高めるとしている。

　また、このエアロキットの空気抵抗低減効果により、最高速度が新型アルピーヌA110 Sの260km/hに対し、275km/hに向上。タイヤは前215/40R18、後245/40R18サイズの、強大なグリップ力を持つセミスリックタイヤのミシュランパイロットスポーツカップ2を標準装着する。

　究極のドライビング体験のための特別な装備として、新型アルピーヌ A110 S アセンションには、運転席、助手席ともに、6点式レーシングハーネスを取り付けることができるハーネスアダプターが装備されている（ハーネスは含まれず）。新型アルピーヌA110 S アセンションは、30台の限定モデルだ。

　同モデルの販売方法は2022年2月10日11時から、アルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイト内専用申込ページ、およびアルピーヌ正規販売店で購入申込みを受付けるとしている。購入申込みは先着順で、ウェブ申込の場合、申込み時に15万円のクレジット決済が必要だ。

車種名メーカー希望小売価格（税込）アルピーヌ A110 S アセンション¥10,590,000