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コンパクトスポーツの“日本代表”「GRヤリス」「GRカローラ」はどう違う? 2台のホットハッチをスペックで比較してみた

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コンパクトスポーツの“日本代表”「GRヤリス」「GRカローラ」はどう違う? 2台のホットハッチをスペックで比較してみた

トヨタのプレミアムホットハッチの魅力をスペックから解説

 昭和や平成時代は、ハイスペックなスポーツカーが比較的安価で購入できたこともあり、若い世代に人気がありました。

【画像】スポーツへのコダワリがスゴい! 「GRヤリス」と「GRカローラ」を写真で見る(27枚)

 しかし、いつしかブームはミニバンやSUVに移行しただけでなく、もともと開発費や部品代の高いスポーツカーは、縮小傾向に向かっていきます。

 そんな時代の波に逆行するかの如く、トヨタが本気でスポーツカーの開発を行っているブランドが「GR」です。

 GRはトヨタの代表取締役会長である豊田章男氏を中心にプロジェクトが立ち上げられ、2007年にニュル24時間へと挑戦することで、多くの市販車にフィードバックされました。

 そして、現在では軽オープンの「コペン」やフラッグシップSUVの「ランドクルーザー」など、さまざまなカテゴリから計7台のコンプリートカーが取り扱われています。

 今回はそのなかでも、人気モデルである「GRヤリス」と「GRカローラ」の2つのモデルのスペックの比較をおこないます。

 GRヤリスは最小クラスのコンパクトカーである「ヤリス」をベースにしたWRC参戦用のホモロゲーションモデルです。

 パワートレインは、GRヤリスのためだけに開発された1.6L直列3気筒にターボを組み合わせることで、最高出力は304ps、最大トルクは400Nmを発生します。

 駆動方式は4WDのみで、トランスミッションは6MTと8ATが用意されています。

 ボディサイズは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mmとトレッド拡大のために全幅がヤリスよりも100mm以上広くなっています。

 また、プラットフォームこそヤリスと同じGA-Bが採用されていますが、エクステリアにおいては共通部品はほとんどありません。

 バンパーやドアはもちろんのこと、ボンネットからルーフまでほとんどがGRヤリス専用パーツとなっています。

 一方でインテリアはヤリスとほぼ共通で、シートがサポート性に優れたスポーツシートとグレードによってはマニュアルシフトノブが備わっているぐらいです。

 さらにグレードによってはGPSによる位置判定で各種リミッターカットの解除が可能な「サーキットモード」が用意されています。
 
 グレードはモータースポーツ参戦用車両の「RC」、スポーツ走行を堪能できる装備が充実した「RZ」、走りとデザインにこだわった最上位モデルの「RZ“High performance”」の3つのモデル展開になっています。

一方のGRカローラは?

 一方で、GRカローラはハイパフォーマンスであるものの、市街地走行も念頭に入れて開発されたモデルになります。

 GRカローラのベースは「カローラスポーツ」で、パワートレインはGRヤリスにも搭載されている1.6リッターの直列3気筒ターボを流用し、最高出力は304psと同じ数値ですが、最大トルクは370Nmとややマイルドなセッティングです。

 駆動方式はGRヤリス同様に4WDのみですが、トランスミッションにATの設定はなく、6速MTのみのラインナップとなっています。

 ボディサイズは全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mmとGRヤリス同様にトレッド拡大のため、全幅が対カローラスポーツ比で60mm拡大。

 プラットフォームは他のカローラシリーズ同様にGA-Cがベースで、ボンネットのスリットや前後ブリスターフェンダー、3本出しでスタンダードモデルとの差別化を図っています。

 インテリアに関しては形状こそはカローラスポーツ同様ですが、スポーツシートの換装とGR専用の視認性に優れたフルTFTメーターを採用することで、スポーツ走行時がしやすい変更となっています。

 さらにGRカローラは尖った性能を抑えつつ、JBLサウンドシステムが標準装備になるなどプレミアム性を高めたコンセプトになっています。

※ ※ ※

 走りの質感を徹底的に高め、メルセデスAMGやBMW Mなどのハイスペックとプレミアム性を両立させたGRシリーズ。

 価格はGRヤリスが349万円から533万円、GRカローラが525万円(すべて税込み)となっています。

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