V12NAにモーターを組み合わせ
ランボルギーニ初のハイブリッドであり、同社史上最もパワフルかつ加速性能に優れたモデルであるシアンが公開された。フランクフルト・モーターショーでデビューを飾ったシアンは、ブランドの象徴でもあるV12の将来を示すモデルともいえる。
このモデルの初公開に合わせ、ランボルギーニはシアンFKP37を昨年亡くなったフェルディナント・ピエヒへのはなむけとして生産すると発表した。1937年生まれのピエヒは、1998年にランボルギーニをVWグループ傘下に収めることに尽力し、ムルシエラゴの発売につなげていた。
ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは、「ピエヒ博士はランボルギーニのブランドとしての魅力や実力を理解し、そのアイデンティティやデザインなどのDNAを残しながらフォルクスワーゲン・グループに取り込むことに成功しました」と語った。
「ピエヒ博士はエンジニアでありながらイノベイターであり、ランボルギーニの象徴であるV12パワートレインの魅力を引き立ててきました。今回シアンFKP37ではそれをハイブリッド技術と組み合わせています」
総合出力819ps 0-100km/h2.8秒以下
アヴェンタドールSVJに搭載された6.5LのV12自然吸気エンジンが785ps、107kg-mにまで引き上げられて使用されている。これが34psの48V電動モーターと組み合わされることにより、総合出力は819psだ。ランボルギーニによれば、低電圧のハイブリッドシステムとしては初めてモーターがギアボックスに組み込まれ、低速での後退時や駐車場などでの走行に使われるという。一方でV12のサウンドは引き継がれた。
これにより今までのモデルよりも加速はさらに向上し、0-100km/h加速は2.8秒以下となり、最高速度もSVJの349km/hを上回るものになるという。その電力は従来型のリチウムイオンバッテリーではなく、それよりも1セルのエネルギーが3倍大きく、重量は3分の1というスーパーキャパシタに蓄えられる。これらのデバイスは重量配分の適正化のためエンジン前方に搭載されている。
回生ブレーキシステムも自社製で、減速時にはスーパーキャパシタにエネルギーを送ることができる。このエネルギーは130km/h以下での加速時に使用されるとのことだ。
電動モーターの採用はスムーズな加速曲線の実現にも貢献している。ギアチェンジの際の失速を抑制し、70-120km/h加速はSVJよりも1.2秒短縮された。低速域でのトラクションも向上し、このシステム無しの車両と比べ10%速いとのことだ。
ランボルギーニのチーフ・テクニカル・オフィサーであるマウリジオ・レギアーニによれば「このクルマはわれわれの電動化への第一歩として、ランボルギーニのスーパースポーツに最適なハイブリッドのソリューションをもたらします」と語る。
過去のモデルの影響残るデザイン
デザインについて言えば、ランボルギーニはこのモデルを「近未来的なデザインと卓越した空力性能の融合」と説明しているが、「ランボルギーニの魂」は引き継がれているとのことだ。
シアンのくさび形のシルエットはワイドで角ばった形状だが、これは過去のランボルギーニ車のデザインに関わったベルトーネのマルセロ・ガンディーニに影響されたものだという。
ボンネット上の斜めのラインや、六角形の6連テールライトやルーフの「ペリスコープ」はカウンタックを連想させるものだ。一方低いフロントスプリッターやY字のヘッドライトはEVのテルゾ・ミレニオ・コンセプトで使われたものだ。
サイドの大型エアインテークやカーボン製フロントスプリッターにより、強力なダウンフォースが生み出されている。シアンの「ピュアですっきりとした」デザイン思想に合わせるべく、リアウイングはリアデッキに埋め込まれており、高速走行時にのみせり出してくる。アクティブ式の冷却口もエンジンリッドに都立受けられ、排気温度に応じて展開する。
ランボルギーニはシアンの生産台数を63台に限定している。ビスポークのアド・ペルソナムというプログラムにより、詳細なパーソナライズが可能となっているが、そのすべてが売約済みとなっている。
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