ル・マン24時間レースの優勝有力候補だと見られていたポルシェは、ポールシッターだった6号車が4位に終わり、フェラーリ勢やトヨタ7号車の後塵を拝する結果に終わった。
特にレース終盤、ウエットコンディションの中でフェラーリとトヨタが総合優勝を争っていたが、ポルシェはその中に食い込むだけの速さがなかった。
■ポルシェ、トップスピード不足がル・マンの敗因に?「その原因がどこにあるかは分からない」
下馬評ではポルシェのパフォーマンスが高く評価されていた。開幕戦カタールを6号車が制した他、イモラで2台が表彰台に上がり、スパではカスタマーチームのJOTAが優勝、6号車も2位に入っていたのだから当然だろう。
ル・マンのテストデーでも速さを見せたポルシェに対し、トヨタのテクニカルディレクターであるデビッド・フローリーは、ポルシェが優勝できなかったとしたら「良い仕事ができなかった」ということだろうと語っていた。
しかし3台体制で決勝レースに臨んだファクトリーチームのポルシェ・ペンスキーは、レースを通して主に6号車が上位を走ったものの、フェラーリやトヨタ勢とは明らかに差があった。
レース後、6号車のドライバーであるケビン・エストレは、しくじったのはトヨタの方だったと口撃した。
「トヨタがテストデーの後に、もし僕らが勝てなかったとしたら、それは僕らがしくじったからだ、と言ったのは笑わせるね。今日、しくじったのは彼らのほうだ」とmotorsport.com/Autosportに語った。
「結局のところ、僕たちは初日から全力だった。彼らはそうしていたとは思えない。僕たちは偽りの期待を抱いていたわけではない。レースをしたかったし、それができた」
「全力を尽くしたが、十分ではなかった」
ポルシェ5号車のミハエル・クリステンセンは、トヨタとフェラーリがレースウィークの”ビジネスパート”で調子を上げ、ポルシェをオーバーホールして優勝争いを繰り広げたことを示唆した。
「他のチームはペースを上げた」と、クリステンセンはmotorsport.com/Autosportに語った。
「他は大事なところでペースを上げたんだ。僕たちはスタートから全力だった」
ポルシェ・モータースポーツのボスであるトーマス・ローデンバッハは、他のメーカーが本当のペースを隠していたかどうかについてはコメントを避けたが、フリー走行とは序列が大きく異なっていたことには同意した。
「プラクティスではプログラムをこなしたとしか言いようがない」
「あらゆることをやった。それが正しいことだと思ったし、それができることを証明できた。他のライバルたちがプラクティスですべてを見せようとしなかったとしても、私にとっては何の意味もない」
「我々は自分たちが正しいと思うことをやるし、それが我々のプログラムなんだ。確かにレースではプラクティスとは少し違って見えたけど、それは私にとっては問題じゃない」
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みんなのコメント
「フェラーリは上手くやった、悔しいです」って事でしょ