BMW Mモータースポーツは11月24日、ラファエル・マルチェッロとファクトリードライバー契約を結んだと発表した。
マルチェッロは直近6シーズン、メルセデスAMGのファクトリードライバーとして数々の栄光を手にしてきたが、先日同マニュファクチャラーからの離脱を発表。11月19日にマカオで行われたFIA GTワールドカップがメルセデスAMGでの最後のレースとなっていた。
メルセデスAMGを離脱するマルチェッロがマカオで“最後の贈り物”「打ち負かされないことを願っている」
このマカオでも優勝を遂げて有終の美を飾ったマルチェッロは、プロトタイプカーへのステップアップを模索しており、次なる契約先としては2024年にチームWRTを通じてWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに新型LMDh『BMW Mハイブリッド V8』を投入するBMWへの加入が有力視されていた。
さらにマルチェッロはBMWのGT3ドライバー・ロスターの一部も形成するものと予想されているが、彼のレーススケジュール(参戦カテゴリー)に関する詳細は後日明らかにするとしている。
「来シーズンからBMW Mワークスのドライバーになれることにとても興奮している」と28歳・スイス籍のマルチェッロは語っている。
「これは僕のキャリアにおいて重要な一歩だ。長年レーシングドライバーとして活動してきた僕は、この先BMW Mモータースポーツで競争できることを非常に誇りに思っている」
マルチェッロの将来については、数カ月前からBMWとの関連が取り沙汰されていた。彼は急速に拡大するトップクラスのプロトタイプレースに参戦する方法を模索していたが、カスタマーレーシング責任者のステファン・ウェンドルも認めているように、メルセデスAMGではそれが不可能だった。ウェンドルはマルチェッロの希望を優先し、メルセデスAMG離脱に理解を示していた。
一方、BMW M モータースポーツの責任者であるアンドレアス・ルースは、マルチェッロとの契約は見逃せないチャンスだったと述べた。
「ラファエル・マルチェッロをBMW Mモータースポーツ・ファミリーに迎えられることを非常に嬉しく思う」とルースは語った。
「彼のような一流のドライバーと契約するチャンスがあるなら、それはつかまなければならない。彼は何年にもわたって、特にGTカーでその実力を一貫して証明してきた」
「しかし、彼にはそれ以上のものがある。彼は、GTでキャリアを積む前には、オープンホイール・レースで何度も優れたパフォーマンスを披露した。我々の見解では、彼はその多才性を備えた完璧なオールラウンドパッケージをもたらすことで、すでに質の高い我々のワークスドライバー・ロスターをさらに強化してくれるだろう」
「今後数年間、我々が取り組む予定の多数のレースプログラムは、多様な展開の機会を提供するものだ。今後数週間から数カ月以内に、ラファエル・マルチェッロのレースプログラムの具体的な詳細を発表する予定だ」
■ランボルギーニとも交渉していたマルチェッロ
なお、このBMWとの契約合意以前にマルチェッロは、来年WECとIMSAミシュラン・エンデュランス・カップにデビューする予定のランボルギーニSC63のドライブに向けた交渉も行っていた。
ランボルギーニのモータースポーツ部門責任者のジョルジョ・サンナは、両当事者間で「公正な」話し合いが行われたが、契約には署名されなかったと述べている。
「これは非常に公正かつプロフェッショナルな方法で議論されたものだ」とサンナは明かす。
「ドライバーを決めるのは年末まで待った。それは我々にとって重要な決定だからだ。我々は常に、複数のドライバーと同時に話し合ってきた」
「最終的に、我々はパフォーマンス、プロフェッショナリズム、そしてプログラムへのコミットメントという点で最高のラインアップを選んだ。だから、我々が選んだドライバー全員に満足している」
「結局のところ、これは重要なプロジェクトだ。これは我々、そして話し合ってきたドライバー全員にとって重要なことだ」
「彼らの中には、別の方向に進むことを望んだ人もいるが、私は彼ら全員の幸運を祈っている。我々は、我々にとって適切なコミットメントを持った適切なドライバーを選んだと確信している」
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