HRC(ホンダ・レーシング)は、2025年シーズンのIMSAに太田格之進を挑戦させることを決めた。太田が乗るのは、メイヤー・シャンク・レーシングの93号車。この車両は、HRC USがセミワークス体制で走らせる1台である。
ホンダはアキュラ名義でARX-06をIMSAに投入しており、メイヤー・シャンク・レーシングもこのARX-06を走らせている。
■将来的な四輪フルワークス活動の発展も? ホンダ・レーシング、IMSA“セミワークス参戦”の先にある未来を渡辺康治社長に訊く
ARX-06はLMDh規格のマシンであり、IMSAだけでなくWEC(世界耐久選手権)のハイパーカークラスにも参戦することが可能。実際、ポルシェやBMWなど、両方のシリーズに参戦するLMDh車両も存在する。
ただその一方で両シリーズには、LMHと呼ばれる規格のマシンも出走可能である。同一のクラスとはいえこのLMH車両とLMDhは、成り立ちが大きく異なる。
LMDh車両は、シャシーを4社の中から選んで使用し、ギヤボックスはワンメイク。エンジンは各社がレギュレーションの範囲内で開発するが、そこに取り付けられるハイブリッドシステムもワンメイクである。
一方でLMH車両は、シャシーからギヤボックス、エンジンもハイブリッドシステムも、各コンストラクターが独自に開発する。
ホンダはモータースポーツを、人材と技術を鍛える場と位置付けている。そういう意味では、LMDh車両ではなく、開発可能な範囲が広いLMH車両に挑むべきだとも思える。
これについてHRCの武石伊久雄専務取締役は次のように語った。
「開発範囲については、LMHと比べると当然狭まるわけです。でも今はF1など、リソースを集中しなければいけない部分はもちろんあります。それから、(IMSAもWECも)BoPレースだということもあります」
武石専務はそう語った。
「そして2017年から先代のARX-05を作らせてもらっているんで、オレカさんとも良好な関係を築いてきました。そういうことを込みで考えた時に、今一番経験を得るために適切なところはどこなのかと考えた時に、LMDhだという選択をしました」
将来的にHRCとしてLMHクラスのマシンを手がける可能性について尋ねると、武石専務は様々な選択肢があると思うと語った。
「色々な選択肢があると思うんですよね。それ(LMH)を選ぶということがないわけじゃないだろうし、でもそこまで行くならばもっと別のカテゴリーがあるんじゃないかという考え方もあるかもしれません」
「やっぱり限られたリソースの中でやっていかなきゃいけないというのも事実です。今で言えば、運用とかそういう方面で人を鍛えると、そういうことです」
HRCの渡辺康治社長は、2025年のIMSAで目指す部分について、次のように続けた。
「今回はドライバーのセレクションにも口を出しますし、スポンサー集めもやります。そういうやらなければいけないところを勉強し始めているところです」
「スーパーフォーミュラなどは、良い機械(エンジン)を造って、それをお渡しする形です。でも今回はチームも自分たちがやる。その難しさは、違う領域ばかりなんですよ」
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