アルファロメオ/ザウバーF1の育成およびリザーブドライバーのテオ・プルシェールが、2024年にスーパーフォーミュラへ参戦する可能性があることが分かった。
プルシェールは2022年にFIA F2でランキング2位となった後、2023年シーズンも継続してF2へ参戦。最終戦アブダビを前にした現在、ランキング首位に立っている。
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その状況の中でチームは、プルシェールをスーパーフォーミュラに参戦させることを検討しているようだ。なおプルシェールは2023年シーズンもスーパーフォーミュラに参戦する可能性があったが、その計画は白紙となっていた。
なおアルファロメオF1の代表を務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは以前、ストフェル・バンドーンのマネジメントを行なっていた経験があり、スーパーフォーミュラのことも十分に理解している。
「我々はこちらのプログラムと並行して、彼にレースプログラムに参加してもらうことをマネジメント側と話し合っている」
ブラビ代表はmotorsport.comにそう語った。
「我々としてはシミュレータセッションでよりパフォーマンスを発揮するためにも、彼にはよりF1チームに関わってほしいと考えている。もちろん、彼はリザーブドライバーのひとりになってくるだろう」
「だが彼はレースをする必要があるんだ。そのため、我々はレースプログラムを探していて、現時点では2つの選択肢が挙げられている。ひとつは日本のスーパーフォーミュラで、もうひとつはWECだ」
スーパーフォーミュラにはこれまで、F1を目指す若手ドライバーが複数参戦してきた。前述のバンドーン以外にも、現在アルピーヌからF1に参戦しているピエール・ガスリーもスーパーフォーミュラ経験者。さらに今年はリアム・ローソンがスーパーフォーミュラに参戦しランキング2位でシーズンを終えた。
ブラビ代表はF1に次いで速いコーナリングスピードを発揮するスーパーフォーミュラは、今後のキャリアに向けて大いに有用だと考えている。
「スーパーフォーミュラは非常に競技性が高いと思う」
「2016年のストフェル・バンドーン、2017年のピエール・ガスリー、そして今年のリアム・ローソンと、我々は様々な例を見てきた」
「まだ可能性のあるシートが存在している。私としては、ドライバーはチャンピオンシップを勝つために参加することよりも、コンペティティブなカテゴリーに参加することのほうが重要だと思っている。(スーパーフォーミュラの)マシンはF1に近いコーナリング速度を備えたハイパフォーマンスなクルマなんだ」
「開発が行える部分もあるため、チームはマシン開発にも多大な作業を費やしているが、来年は(サスペンション)ダンパーが共通化される動きがある。そしてエンジンサプライヤーは2社存在している」
「スーパーフォーミュラはF2に似た良いプラットフォームだと思う。チャンスだと私は考えている。だがもちろん、我々は様々なことを検討する必要がある。(スーパーフォーミュラ参加したら)ファクトリーでのチームとの作業、グランプリレースウィーク中にどれくらいの時間を使えるのか……そういうことをね」
なおプルシェールは、KCMGもしくはインパルのシートを狙っているのではないかという噂もある。
またもうひとつの可能性として言及されたWECについてブラビ代表は、「我々WECや様々なオプションを検討しているが、特定のチームをターゲットにしているわけではない」としている。
プルシェールは先日行なわれたF1メキシコシティGPのFP1でバルテリ・ボッタスのマシンを走らせたが、トラブルによりわずか4周のみの走行……タイムを計測することすらできなかった。
「我々は来年のマシンC44向けにブレーキ・バイ・ワイヤをテストした」とブラビ代表は言う。
「残念ながら問題が発生し、それを解決することができなかった。FP2に向けて解決する必要があり、当然のことだがプルシェールは周回を重ねられなかった。ギヤボックスをエンジンから取り外す必要があり、セッションはそれに費やされてしまったんだ」
「我々は彼にできるだけ走行させてやりたかったし、他のマシン同様に適切なプログラムを担ってもらいたかった。ルーキーのセッションではなく、通常のFP1としてのセッションを計画していたんだ」
「彼のリアクションは私としては非常にポジティブなものだった。極めて落ち着いていたからだ。チームに正確かつ明快に情報を伝えていた。これは彼が成熟していることを示していると思う。だからこそ残念だった」
なおレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、現在DAMSからFIA F2に参戦中の岩佐歩夢も、来季スーパーフォーミュラで走ることになると示唆している。それが事実であれば、今季F2でタイトルを争ったふたりが、日本で激しいバトルを繰り広げることになるかもしれない。
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