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お馴染みの評論家陣は何を選んだ? 2022年上半期・国産車ニューモデルトップ5

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お馴染みの評論家陣は何を選んだ? 2022年上半期・国産車ニューモデルトップ5

 依然として新車の長納期が続いているが、自動車業界はニューモデルを出していないわけではない。事情の許す限り、生産ラインの合間を縫うようにして新型車を送り出している。

 そんな2022年上半期に登場したニューモデルのなかから、ご存知ベストカーが誇る精鋭評論家陣4名が「推しのTOP5」を決めた。下記のルールで厳正なる審査の上、選出された総合TOP5がこれだ!!

お馴染みの評論家陣は何を選んだ? 2022年上半期・国産車ニューモデルトップ5

【TOP5決定のルール】4名それぞれの名前下にある5台が「各氏の選んだTOP5」です。1位:10点、2位:9点……5位:6点と配点し、車種別の合計点数で「総合1位~5位」を決定。その総合1位~5位を写真で紹介しています。

※本稿は2022年7月のものです。
文/国沢光宏、鈴木直也、片岡秀明、渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年8月26日号

■日産が3車種も!!!/国沢光宏のTOP5

・1位……日産 SAKURA
・2位……日産 フェアレディZ
・3位……トヨタ ノア/ヴォクシー
・4位……マツダ CX-60
・5位……日産 アリア

総合1位:トヨタ ノア/ヴォクシー 価格:267万~396万円 得票点数36点で総合1位。4名全員が選出している

 長い間、この手のクルマ選びをするとトヨタ祭りになってしまったものながら、意図せず、今回日産が3車種も入っている!

 日産の面白さは、どれも大量生産モデルじゃないことですけど。サクラ(日産)だって補助金が終了したら少しばかり厳しい。その状態でも売れ筋モデルに日産車を挙げるようになったら復活なんだと思う。

 CX-60(マツダ)だけれど、実は私の「推し」であるモーター補助なしのディーゼルに乗っていない。いい仕上がりなら順位を上げてもいいです。

■サクラ/eKクロスEVが見せる可能性/鈴木直也のTOP5

・1位……日産 SAKURA/三菱 eKクロスEV
・2位……マツダ CX-60
・3位……トヨタ ノア/ヴォクシー
・4位……日産 アリア
・5位……トヨタ bZ4X

総合2位:日産 SAKURA/三菱 eKクロスEV 価格:233万3100~294万300円(SAKURA) 得票点数34点で総合2位。日本人ニーズに合うEV

 真剣にCO2削減を考えるなら、EVは数を売ることが重要。

 その意味で、サクラ/eKクロスEV(日産/三菱)ほど可能性を感じさせるEVは初めて! 補助金を考えると、買わなきゃ損と断言できる。

 一方、世の中なんでも一辺倒じゃつまらない。電動化の時代に、あえて内燃機関の魅力を再定義するCX-60(マツダ)も、クルマ好きにとっては大いに魅力的だ。

 そのほかでは、このセグメントにハンズオフADASを用意したノア/ヴォクシー(トヨタ)も立派!

■どのジャンルも電動化モデルが主役に/片岡英明のTOP5

・1位……トヨタ ノア/ヴォクシー
・2位……マツダ CX-60
・3位……日産 フェアレディZ
・4位……ホンダ シビックe:HEV
・5位……日産 SAKURA/三菱 eKクロスEV

総合3位:マツダ CX-60 価格:299万2000~646万2500円 得票点数32点で総合3位。こちらも4名全員選出!

 どのジャンルも電動化モデルが主役となっている。上手に進化させたのがノアとヴォクシー(トヨタ)、そしてシビック(ホンダ)だ。ハイブリッド車を中心にファミリーカーとしてのトータル性能を高めた。

 また、この先にあるBEVは輸入車たちが肥大化するなか、軽自動車サイズで上手にまとめたサクラ(日産)などもいい。

 フェアレディZ(日産)は最後の純エンジン搭載車として出した心意気に感動した。CX-60(マツダ)は久しぶりの直列6気筒ターボのパッケージングに期待が膨らみ、2位に選出。

■日本のユーザーへの本気度で評価すると、ミニバンと軽自動車が上位に/渡辺陽一郎のTOP5

・1位……トヨタ ノア/ヴォクシー
・2位……ホンダ ステップワゴン
・3位……日産 SAKURA/三菱 ekクロスEV
・4位……マツダ CX-60
・5位……日産 アリア

総合4位:日産 アリア 価格:539万円 得票点数19点で総合4位。所有欲が湧くEVだ

 日本のユーザーに向き合う本気度で評価すると、ミニバンと軽自動車が上位に入る。

 ノア/ヴォクシー(トヨタ)は、大切な家族を乗せることも考えて、先進安全装備を進化させた。

 次にステップワゴン(ホンダ)はノア/ヴォクシーに対抗すべく、e:HEVの静粛性、2/3列目シートの快適性に重点を置いているモデルだ。

 EVのサクラ(日産)とeKクロスEV(三菱)は、軽自動車だから街中で使いやすく、航続可能距離の短いEVの欠点が問題になりにくい。

総合5位:日産 フェアレディZ 価格:524万1500~696万6300円 得票点数17点で総合5位。今後評価UPしそう

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