8月17~18日、2024インタープロトシリーズ POWERED by KeePerの第3戦と第4戦が静岡県の富士スピードウェイで開催され、福住仁嶺(キーパー号)が開幕大会に続いて両レースを制して開幕4連勝を飾った。
今回の第2大会には11台がエントリーしたインタープロト。台風7号接近の影響もあったものの、土曜日以降は晴天に恵まれ、レースウイークはドライコンディションで進んだ。まず予選では山下健太(NAVUL)が1分46秒826で今季初ポールポジションを獲得。2番手に福住、3番手に佐々木大樹(Pastel Motorsport)が続くトップ3になる。
福住仁嶺が2連勝。国内トップドライバー多数参戦の2024年インタープロトシリーズが開幕
9周で争われる第3戦の決勝は18日の15時25分からスタート。レースは山下はトップを守りながら中盤に突入していくが、8周目のコカ・コーラコーナーで福住が首位に立つと、そのまま1.5秒差をつけての優勝を飾った。
「1レース目は山下選手についていきましたが、最初の5周は抜けるような感じではなかったです。ただ、後半はこちらに部がありそうな感じだったので、様子を見ながらいきました」と福住。
「ブレーキ勝負に持ち込んだときは山下選手のブロックがうまくて簡単には抜けませんでしたけど、トップに立ってから後ろが混戦になった隙に逃げることができました」
続く第4戦では、2番グリッドのロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)がスタートでやや出遅れ、代わりに4番グリッドから阪口晴南(岡山トヨペット K-tunes)が2番手に浮上してくる。
5周目には山下が阪口をかわして2番手に上がるも、その時点で差を3.3秒に広げていた首位の福住がリードを守る。福住は最終ラップに1分46秒975のファステストラップも記録しトップチェッカー。破竹の開幕4連勝を達成し、ポイントランキングでも大きなリードを築く。
「2レース目は序盤に阪口選手に追いつかれるかと思いましたが、途中から引き離すことができました」と喜ぶ福住は、好調の理由を「今年に入ってから僕たちのクルマは直線スピードの調子が良くて、そのメリットを活かしてレースができているのかなと思います」と分析した。
4台がエントリーしたスープラクラスは、予選で総合トップタイムを記録した坪井翔(HW GR Supra GT4 EVO)がスタートから順位を守り第3・4戦を連勝。2台が参戦したCCS-Rクラスは堤優威(KK CCS-R)が第3戦を制すと、第4戦は松井孝允(NTP CCS-R)が優勝を飾っている。
白熱の争いが続く2024年のインタープロトシリーズ。次戦は10月5日~6日に第5・6戦が開催される予定だ。
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