現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > インパネすっきり、内装も組み上がった!アオシマ製プラモ「ナイト2000」をノーマル戻し!第4回【CARSMEET モデルカー倶楽部】

ここから本文です

インパネすっきり、内装も組み上がった!アオシマ製プラモ「ナイト2000」をノーマル戻し!第4回【CARSMEET モデルカー倶楽部】

掲載 更新 2
インパネすっきり、内装も組み上がった!アオシマ製プラモ「ナイト2000」をノーマル戻し!第4回【CARSMEET モデルカー倶楽部】

新シャシーでステアリング良好な三代目

アオシマ製プラモデルのナイト2000から、そのベースとなった1982年型ポンティアック・ファイアーバード・トランザムを制作してみようという連載。若干のご無沙汰となったが、お待ちかねの第4回である。

ブロアムだけどセドリックでもキャデラックでもない!メビウスモデル製プラモ「1952年型ハドソン・ホーネット」【モデルカーズ】

【画像29枚】ダッシュボードの改修などインテリア工作の詳細を見る!

今回お伝えする作業はインテリアのノーマル戻し、塗装とディテールアップ、組み立てだが、その作業の様子と工作の詳細については、画像とそこに添えたキャプションをご参照いただくこととして、ここでは実車の三代目ファイアーバードについて述べていきたい。前回はスタイリングやボディに関連したことを中心に記述したので、今回はエンジンやサスペンションなどについて解説していこう。

三代目ファイアーバードおよびシボレー・カマロ(兄弟車)の基本レイアウトは従来通りFRだったが、ホイールベースは先代が108インチ(2743mm)であったのに対し101インチ(2565mm)へと縮小されていた。シャシーは先代から一新されたが、フロント独立懸架に対しリアはリジッド、という構成は継承している。

フロントサスペンションはマクファーソンストラットを採用していたが、通常のストラット式ではダンパー上部にコイルスプリングを組み合わせるところ、ファイアーバード/カマロでは、スプリングをダンパーとは別に配置していた。コイルスプリングはロアアーム上側に置かれているので、ダブルウィッシュボーンとストラットの中間のような形式とも言える。このアレンジの狙いは、ノーズを低く抑えること、そしてエンジンルームのスペースを広く採ることだった。

リアサスペンションは前述の通りリジッドだが、先代までの半楕円リーフスプリングをやめ、トレーリングアームとパナールロッドを組み合わせた方式となった。これだけであれば一般的な3リンク式だが、ファイアーバード/カマロでは、デフとトランスミッションの両ケースを繋ぐ長いトルクアームが組み合わされ、これによってリアアクスルを支持していたのが特徴である。またハンドリングオプションにおいては、この前後サスペンションへさらにアンチロールバーが追加されていた。

直4からV8まで3種4タイプのエンジン
エンジンは、まず直列4気筒OHVの151-cid(2.5L、90hp)があり、これはベースモデルのファイアーバードに標準のユニットとなるほか、中級モデルのファイアーバードS/Eでもチョイス可能だった。ファイアーバードS/Eの標準設定となるエンジンはV型6気筒OHVの173-cid(2.8L、102hp)で、これはベースのファイアーバードでも搭載可能。この2種のエンジンは、トップモデルのファイアーバード・トランザムには組み合わされない。

トランザムに標準で搭載されるエンジンはV型8気筒OHVの305-cid(5L)で、4バレル・キャブが組み合わされ最高出力は145pとなる。このユニットはファイアーバードおよびファイアーバードS/Eでもエクストラコストによって選択することができた。このV8には”クロスファイア”と名付けられたインジェクション仕様(165hp)も用意されていたのだが、これはトランザムにのみ設定されたオプションである。トランスミッションは3種のエンジン全てに4速MTと3速ATが組み合わされていたが、インジェクション仕様のV8はATのみとなっていた。

ここまでですでに述べた通り、ファイアーバードの基本的なシリーズ構成は3種類のモデルからなるが、それぞれに装備面ではどのような違いがあったか、またシリーズ全体がモデルライフ中どのような変遷を辿ったのかは、次回以降触れることとしよう。

こんな記事も読まれています

スズキ、新型SUV「フロンクス」のティザーサイトを開設【国内投入は2024年秋ごろを予定】
スズキ、新型SUV「フロンクス」のティザーサイトを開設【国内投入は2024年秋ごろを予定】
月刊自家用車WEB
車を飾れる賃貸マンション、東京世田谷に誕生…酒を飲みながら、風呂に入りながら、愛車を見る
車を飾れる賃貸マンション、東京世田谷に誕生…酒を飲みながら、風呂に入りながら、愛車を見る
レスポンス
【MotoGP】マルク・マルケス、タイヤ内圧違反で10位に降着。あえて抜かせてコントロールも、接触で努力が水の泡に
【MotoGP】マルク・マルケス、タイヤ内圧違反で10位に降着。あえて抜かせてコントロールも、接触で努力が水の泡に
motorsport.com 日本版
スズキ 新ジャンルのコンパクトSUV「フロンクス」今秋発売へ
スズキ 新ジャンルのコンパクトSUV「フロンクス」今秋発売へ
Auto Prove
スズキが新型コンパクトSUV「フロンクス」の先行情報を公開。日本国内発売は2024年秋ごろの予定
スズキが新型コンパクトSUV「フロンクス」の先行情報を公開。日本国内発売は2024年秋ごろの予定
Webモーターマガジン
新型スズキ・フロンクス登場へ──GQ新着カー
新型スズキ・フロンクス登場へ──GQ新着カー
GQ JAPAN
角田裕毅14番手「Q3を狙えるペースがあったが、まとめきれなかった」/オーストリアGP予選
角田裕毅14番手「Q3を狙えるペースがあったが、まとめきれなかった」/オーストリアGP予選
AUTOSPORT web
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP予選
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP予選
AUTOSPORT web
【トライアンフ】アパレルブランド「ホワイトマウンテニアリング」とのコラボカスタムバイクを公開!
【トライアンフ】アパレルブランド「ホワイトマウンテニアリング」とのコラボカスタムバイクを公開!
バイクブロス
まさかのガス欠でマシン停止!? トラブルを乗り越えてチームの初完走を達成 EWC第2戦 スパ8時間レース レーシングライダー大久保光のレースレポート
まさかのガス欠でマシン停止!? トラブルを乗り越えてチームの初完走を達成 EWC第2戦 スパ8時間レース レーシングライダー大久保光のレースレポート
バイクのニュース
約140万円! 日産“新型”「軽ワゴン」発表! 超スゴイ“ピンク”&ホワイトも登場!? 斬新「ピンク内装仕様」もある「デイズ」が早速人気に?
約140万円! 日産“新型”「軽ワゴン」発表! 超スゴイ“ピンク”&ホワイトも登場!? 斬新「ピンク内装仕様」もある「デイズ」が早速人気に?
くるまのニュース
ホンダ CR-V の燃料電池車、米国はリースのみ…7月9日カリフォルニア州で発売へ
ホンダ CR-V の燃料電池車、米国はリースのみ…7月9日カリフォルニア州で発売へ
レスポンス
ルノー・ジャポン、社長に大極司前社長が復帰 小川社長は日産自動車へ帰任
ルノー・ジャポン、社長に大極司前社長が復帰 小川社長は日産自動車へ帰任
日刊自動車新聞
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
AUTOSPORT web
BMW『M5』新型は最高速305km/hのHEVに、ワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で
BMW『M5』新型は最高速305km/hのHEVに、ワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で
レスポンス
セルフ式ガソスタで「給油口カンカン」は絶対NG! でも一体なぜ危険なの? 熟練ドライバーもやりがちな「うっかり行為」に潜む危険とは
セルフ式ガソスタで「給油口カンカン」は絶対NG! でも一体なぜ危険なの? 熟練ドライバーもやりがちな「うっかり行為」に潜む危険とは
くるまのニュース
今更聞けない!? 日本にある4大バイクメーカーの特徴とは?
今更聞けない!? 日本にある4大バイクメーカーの特徴とは?
バイクのニュース
レッドブルF1重鎮、フェルスタッペンとノリスのトップ2激突は「完全に不必要」チーム自ら招いたピンチとも示唆
レッドブルF1重鎮、フェルスタッペンとノリスのトップ2激突は「完全に不必要」チーム自ら招いたピンチとも示唆
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

2件
  • ふくふく
    確かに普通のトランザムはあった気がする。
    ノーマルで組めばok。
  • motorider
    トランザムのプラモデルを入手して作った方が簡単では?生まれた国のアメリカならトランザムのプラモデルがあるでしょう。アオシマのプラモデルはエンジン無し、足まわりは簡略化されているし、ノーマルになんて戻すなんて無理。最初からフルスクラッチした方が簡単かも。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

449.01080.0万円

中古車を検索
V8の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

449.01080.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村