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3列7人SUVの先駆け!? シボレー・キャプティバ(2011年7月~2018年12月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車試乗記

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3列7人SUVの先駆け!? シボレー・キャプティバ(2011年7月~2018年12月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車試乗記

3列シート7人乗り&右ハンドル
個性的なデザインと高機能インテリアを融合させたミドルサイズSUV
CHEVROLET/CAPTIVA
シボレーキャプティバ 2011年7月デビュー

GMのシボレー・ブランドから魅力的なモデルが登場した。ミドルクラスのSUV、シボレー・キャプティバだ。

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実はシボレー・ブランドは今年で生誕100周年。これを機に日本で新たなマーケット戦略をスタートさせた。これまでシボレーといえばコルベット、カマロといったスポーツカーがお馴染みだが、車種的にみて日本でのユーザー層は限られていたといえる。

だが、今回のキャプティバを皮切りに、より幅広く日本のユーザーにアピールしようというワケだ。

エクステリアはなかなかに好感度の高い趣。シボレー・ブランドの象徴たるボウタイエンブレムを大きくあしらったフロントビューは存在感充分だし、見るからにスタイリッシュ。

サイド~クォーターウインドウまわりのグラフィックはどことなく見覚えのあるイメージではあるが、標準で履く19インチホイールとのバランス感は上々。洗練されている。

インテリアは、いわゆるアメリカンテイストといったデザイン、雰囲気ではなくいわばグローバル。日本のユーザーにも馴染みやすいテイストでクローム加飾などが随所にちりばめられており、満足度の高い仕上がりだ。

かようにスタイリッシュで上質なSUVではあるのだが、さらに大きなアピールポイントとなるのが3列目シートを備えた7人乗りということ。ボディサイズだけをみれば、同クラスの5人乗りSUVとさして変わらないにもかかわらず、予想以上の居住スペースがある3列目シートが設けられている。

ただ、3列目に乗り込む際は若干辛い。2列目をダブルホールドするのだが、この2列目シートがかなり重いのだ。

パワートレーンは2・4ℓ直4DOHC+6速ATだ。駆動方式はフルタイム4WDで路面や走行状況に応じて100:0~50:50のトルク配分を行う。

走り出すまでは1830kgというボディ重量が気がかりだったが、発進時から滑らかなトルク感よろしく実にスムーズな走りを披露してくれた。

この好フィールは、逆にいえばエンジンの高域とのトレードオフだろうと思ったのだが、さにあらず。中高回転域でも実に軽快に6500rpmのリミットまで回ってくれる。

キャビンの静粛性も高く、心地の良いエンジン音が耳に届くのも気分だ。

キャプティバに続き、間もなくコンパクトハッチのソニックも日本市場に登場する。この先シボレーには要注目だ。

北米やヨーロッパ、韓国など、GMのグローバルネットワークにより開発されたミドルサイズSUV。前後アクスルへのトルク配分を100:0から50:50にまで変えられる「アクティブ・オンデマンドAWDシステム」を採用する。

コルベットを彷彿とさせるデュアルコクピットデザインを採用。また多彩な収納力や機能性豊かな装備など、デザインだけでなく実用性の高さも見逃せない。

パワーユニットには可変バルブタイミング機構を備えた2.4ℓの4バルブ・直4DOHCエンジンを搭載。ECOモードを備えた6速ATが組み合わされた。



フル乗車でも97ℓの容量を確保<上>。サードシートは50:50の左右分割タイプ。両側を倒せばフラットな空間が生まれ、ウインドーラインまでの容積は477ℓ(ルーフまでなら769ℓ)となる<中>。6:4分割可倒式のセカンドシートも収納すればクラス最大級の942ℓ(同1577ℓ)のラゲッジ容量となる<下>。

1列目

2列目

3列目への乗り込み

3列目
クロス&アーティフィシャルレザーによるコンビネーションシートが標準。レザーシートはオプションとなる。1列目=運転席には8ウェイパワーシートを採用。2列目=セカンドシートはリクライニング機構を備える。3列目への乗り込み=ワンタッチのダブルフォールディング機構を採用しサードシートへも簡単にアクセス可能。3列目=シアタースタイルのレイアウトのため、サードシートでも窮屈さは感じない。

タイヤは235/50R19サイズ。SUVにふさわしい力強いデザインの19インチアルミホイールが標準装備される。

エクステリアのアクセントとなる「クロームドアミラーカバー」はオプション。3万4650円(左右1セット)。




※記事の内容、価格、スペック等は2011年7月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2011年10月号より

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