現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 懐かしいけれど新しい!! 電動スクーター・FELO「M壱(M1)」でお出かけが楽しくなる!

ここから本文です

懐かしいけれど新しい!! 電動スクーター・FELO「M壱(M1)」でお出かけが楽しくなる!

掲載 5
懐かしいけれど新しい!! 電動スクーター・FELO「M壱(M1)」でお出かけが楽しくなる!

電動スクーターは身近なものに!

 クルマの世界では急速に電動化が進んでいますが、バイクはまだまだ……なんて思っている人は多いのではないでしょうか。国内メーカーではスクーターが数車種あり、カワサキから電動モーターサイクル「Ninja e-1」と「Z e-1」が発売されたのはつい先日のことです。

【画像】ホンダ「モトコンポ」を彷彿とさせるFELO「M壱」を画像で見る(20枚)

 しかし、世界に目を向けると、着実にバイクの電動化は進んでいるようです。今回紹介するブランド「FELO」もそのひとつ。中国に拠点を置く新興メーカーで、ラインナップはすべて電動スクーターです。クラスは原付一種から原付二種、さらに軽二輪と揃っていて、デザイン性の高さによって、国内でも注目を集めています。

 スポーティーなモデルが多いなか、異色のルックスを持つのが「M壱」です。

折りたたみ式だから、近場も遠出も楽しめる

 「M壱」と書いて、「エムワン」と読みます。小ぶりなスタイリングから想像できる通り、クラスは原付一種。排ガス規制によって今後50ccエンジンがなくなり、存在が危ぶまれる原付一種クラスですが、電動バイクとして個性的なモデルが出てきてくれるのは嬉しい限りといえるでしょう。

 直線を基調としたルックスが特徴で、ホンダのスクーター「モトコンポ」を思い起こさせるのが正直なところ。しかし、デザインこそ似ているものの、骨格はまったく異なります。外装に見えるシルバーの部分はアルミ製で、実はフレームとなっているのです。そのため、コンパクトなボディに関わらず剛性は十分。それでいてアルミ製なので49.5kgという軽量な車体を実現しています。

 そしてM壱最大の特徴が、折りたたみ式であるということ。ハンドルやシート、ステップを折りたたみ、ボディ内に収納できるのです。これもやっぱりモトコンポみたいですが、電動スクーターならではの大きなアドバンテージがあります。

 そう、M壱にはガソリンもエンジンオイルもないため、たとえばクルマに積む際にそれらの液体が漏れる心配をしなくてよいのです。フロントディスクブレーキが油圧式ではなく機械式なのも注目ポイントです。油脂類がほぼゼロなので、横倒しでも積み込めます。

 クルマに積み込み、「旅先でちょっとした散歩を楽しむ」なんて使い方が気軽に楽しめるでしょう。しかも、専用コネクタを使用すればポータブルバッテリーとしても使用できるとのこと。キャンプなどのアウトドアで大活躍してくれそうです。

ちょこまかと走り回る楽しさ

 電源をONにして、通常ではセルスイッチとなる右側グリップにあるボタンを押します。これでスロットルを開ければ走り出します。電源を入れただけでは走らない安全設計に安心です。

 ライディングポジションは懐かしいレジャーバイクのソレ。モンキー50やモトコンポのような古いホンダを思わせるもので、思わず笑みがこぼれます。

 ただしネガティブなポイントも同じで、後輪の上に乗っているような感覚で、フロントの接地感はほとんどありません。いきなりアクセルをフルオープンにすると、フロントが浮き上がりそう……。怖くて筆者は試しませんでしたが、ええ、きっと浮いたでしょうね(苦笑)。

 とはいえ、初期の電動バイクにあったような不自然なパワー特性はありません。ガソリンバイクと同じようなパワーの出方で、アクセルを開けると、その分じわ~っとパワーが出てきます。そのため、恐怖は最初のうちだけ。1.63PS(1.2kW)の最大出力はM壱を安全に動かすには十分なパワーで、慣れれば法定速度+α程度であれば操安性の不安を感じることなく走ることができました。

 ブレーキもフロントは機械式とはいえディスクブレーキなので、軽量な車体を止めるには十分でした。しかし、サスペンションは減衰力が弱く、ちょっとした段差を越えたあとに揺れが続くのが気になりました。もともとフロントの接地感があまりないので、スピードを出したまま段差に突っ込む際は注意が必要かもしれません。

 しかし、誤解を恐れずに言えば、ネガティブ部分も含めて楽しめるのがM壱の魅力でしょう。車体はコンパクトで軽いため、近所をちょこまかと走るには最適です。アウトドアシーンではキャンプギアの一つとして、所有欲を満足させてくれそうです。

 「普通のスクーターじゃ面白くないよね」なんて考えている人が選べば、きっと面白いバイクライフを送れるのではないでしょうか。

こんな記事も読まれています

一度は乗ってみたい! 多種多様なバイクの種類
一度は乗ってみたい! 多種多様なバイクの種類
バイクのニュース
爆買いしても大丈夫! 収納力バツグンで快適&便利なスズキのビッグスクーター「バーグマン400 ABS」に乗ってみました!
爆買いしても大丈夫! 収納力バツグンで快適&便利なスズキのビッグスクーター「バーグマン400 ABS」に乗ってみました!
バイクのニュース
気軽に乗れちゃうハーレーって!? ハーレーダビッドソンの水冷パラレルツインエンジンを搭載した「X500」に、アクティブ女子の指出瑞貴が乗ってみました!
気軽に乗れちゃうハーレーって!? ハーレーダビッドソンの水冷パラレルツインエンジンを搭載した「X500」に、アクティブ女子の指出瑞貴が乗ってみました!
バイクのニュース
ちょうどいいを形にした環境にも優しいフル電動3輪モビリティ! 「Entre Cargo」発売
ちょうどいいを形にした環境にも優しいフル電動3輪モビリティ! 「Entre Cargo」発売
バイクのニュース
プレミアムクラスのクロスオーバーモデル、スズキ「GSX-S1000GX」の実走燃費を計測する
プレミアムクラスのクロスオーバーモデル、スズキ「GSX-S1000GX」の実走燃費を計測する
バイクのニュース
バイクで走るには最悪の雨! それでもスポーティな走りが楽しめるからやめられないDUKEの意欲作とは!?
バイクで走るには最悪の雨! それでもスポーティな走りが楽しめるからやめられないDUKEの意欲作とは!?
バイクのニュース
スタイルもカラーも個性的! 2024上半期試乗したバイク BEST 3を発表!~小野木里奈の○○○○○日和~
スタイルもカラーも個性的! 2024上半期試乗したバイク BEST 3を発表!~小野木里奈の○○○○○日和~
バイクのニュース
何度乗っても良いバイク! BMW Motorradの『G310R』に試乗するよ!~高梨はづきのきおくきろく。~
何度乗っても良いバイク! BMW Motorradの『G310R』に試乗するよ!~高梨はづきのきおくきろく。~
バイクのニュース
Sosa Metalworks初の電動バイクカスタム そこに込められた創り手の想いとは?
Sosa Metalworks初の電動バイクカスタム そこに込められた創り手の想いとは?
バイクのニュース
ホンダやヤマハが実用化しているマイルドハイブリッド! クルマの「ストロングハイブリッド」との違いは?
ホンダやヤマハが実用化しているマイルドハイブリッド! クルマの「ストロングハイブリッド」との違いは?
バイクのニュース
全面新設計のロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ」 旧車的で牧歌的な資質は維持しているのか?
全面新設計のロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ」 旧車的で牧歌的な資質は維持しているのか?
バイクのニュース
glafitの四輪特定小型原付は自立&リーンする!? その構造とは?
glafitの四輪特定小型原付は自立&リーンする!? その構造とは?
バイクのニュース
カワサキ「Z2」再生 なんだか遅い!? 試運転で見えた気になるポイント~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol,2
カワサキ「Z2」再生 なんだか遅い!? 試運転で見えた気になるポイント~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol,2
バイクのニュース
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア! 穴の空いたマフラーを交換ついでにもっとカッコイイ物にアップデートします 【vol.13】
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア! 穴の空いたマフラーを交換ついでにもっとカッコイイ物にアップデートします 【vol.13】
バイクのニュース
ハスクバーナ2025年モデルのモトクロスマシン国内導入発表 フルサイズは2スト含め3機種
ハスクバーナ2025年モデルのモトクロスマシン国内導入発表 フルサイズは2スト含め3機種
バイクのニュース
ハスクバーナ2025年モデルのエンデューロマシン国内導入発表 2スト含め計6機種
ハスクバーナ2025年モデルのエンデューロマシン国内導入発表 2スト含め計6機種
バイクのニュース
コンパクトボディとエキサイティングなスポーツライディングを実現! スズキが「GSX-R1000」2025年モデルを北米で発売
コンパクトボディとエキサイティングなスポーツライディングを実現! スズキが「GSX-R1000」2025年モデルを北米で発売
バイクのニュース
気を付けるべきことはある? 急ブレーキをせざるを得ない場合の注意点
気を付けるべきことはある? 急ブレーキをせざるを得ない場合の注意点
バイクのニュース

みんなのコメント

5件
  • dok********
    こういうのが出せなくなったホンダに問題あるね。
  • 京都好き
    坂登れるの?平地は良いけど坂になると登らないのが多い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村