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トヨタが米国のSEMAショーにGRカローラのラリーバージョンを出展

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トヨタが米国のSEMAショーにGRカローラのラリーバージョンを出展

 トヨタ自動車の北米部門であるToyota Motor North America(TMNA)は、2022年11月1日~4日に米国ラスベガスで催された米国自動車用品工業会主催の2022 SEMA(Specialty Equipment Market Association)ショーにおいて、様々なモータースポーツシーンから生まれたコンセプトモデルやカップカーを出展した。同ショーでは、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを推進するTOYOTA GAZOO Racingが、レースやラリーでの挑戦と勝利の積み重ねから得た知見をクルマの開発に反映した「GR」のラインアップを、新しい形で北米のカスタマイズ愛好家に向けて提案している。

 注目モデルを見ていこう。

GRシリーズの新型車「GRカローラ」の日本仕様が初公開。発売は今秋を予定

 まずは「GRカローラ ラリーコンセプト(GR COROLLA RALLY CONCEPT)」。同車は世界ラリー選手権に参戦する「GRヤリス ラリー1(GR YARIS Rally1)」にインスパイアされたカスタマイズカーで、2023年型のGRカローラ サーキットエディション(GR Corolla Circuit Edition)をベースに、Toyota Motorsports Garage Teamとの協業により製作。アグレッシブで機能的なボディワークでダウンフォースを最大化し、合わせて不要な部品を取り外して軽量化を図ったうえでラリーに必要なパーツを組み込んだ。装備面では、20ゲージスチールの3インチ幅フェンダーフレアやカーボンファイバー製のサイドスカート/4.5インチフロントスプリッター/専用リアウイング、3Dプリントで製作した専用リアクォーターウィンドウ、OZレーシング製の8J×17アルミホイール、215/60R17サイズのコンチネンタルVikingContact7タイヤ、TEIN製のグラベルラリーコイルオーバーサスペンション、14×1.1インチのベンチレーテッド&スロットディスクブレーキ(4ピストンアルミキャリパー)およびWilwood製サイドブレーキ、OMP Racing製のバケットシートおよびシートベルト、専用のカスタムロールケージなどを採用。パワートレインには、補助オイルクーラーやカスタムマフラーTRDエアボックスを配したシングルスクロールボールベアリングターボチャージャー付きの1.6リットル直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンと専用セッティングの6速マニュアルトランスミッションを搭載した。

 次にトヨタとToyota Motorsports Garage teamが1万ドルの予算を費やして製作した、10秒台でドラッグストリップ(停止状態から発進し、ゴールまでの時間を競うドラッグレースを行う4分の1マイルの直線コース)を駆け抜ける双子のカスタマイズスープラの「GRスープラ 10セコンド ツインズ(GR SUPRA 10-SECOND TWINS)」。ベース車は2020年モデルのGRスープラ3.0で、3リットル直列6気筒DOHCインタークーラーターボエンジンにはPure TurboターボチャージャーやCSF高性能インタークーラー、高性能ラジエーターを組み込んで、馬力を30~40%ほどアップさせる。トランスミッションには専用セッティングのパドルシフト付き8速オートマチックトランスミッションを組み合わせた。また、足回りには前5J×18 Weld Racing Belmont Drag/後10J×17 Weld Racing Belmont Beedlockホイール+前26×6.00R18LT Mickey Thompson Sportsman S/R radials/後P305/45R17 Mickey Thompson ET Street S/S radials,R2 compoundタイヤと、前13.7インチディスクブレーキ+4ピストンキャリパー/後13インチディスクブレーキ+シングルピストンフローティングキャリパーを装着。コクピットにはG-Force Racing Gear 6点式シートベルトを配している。

 3台目は、フォーミュラ・ドリフトの参戦車両のような1000馬力のレーシングカーを彷彿とさせながらも、一般のクルマ好きの誰もが製作・維持できるような車両を目指し、市販車GR86をベースにフォトグラファーであるラリー・チェン氏が自宅の工房で製作した「GR86デイリードリフター(GR86 DAILY DRIFTER)。外装にはSeibon製カーボンフードやカーボンファイバー製のHKS Type-S ZD8 F-Spoilerフロントスポイラー/HKS Type-S GR86リアウイング/HKS製サイドスカート/HKS Type-S ZD8リヤスポイラー、TCD製のGR剛性アップパーツなどを装備し、合わせて足回りには調整式のST製サスペンションやホワイト塗装の8J×17 Motegi Racing MR154 Battleアルミホイール(オフセット+30)、225/45R17サイズのヨコハマADVAN NEOVA AD09タイヤを組み込む。一方で内装には、Sparco製のレーシングシートおよび6点式シートベルトやStudio RSRロールケージ、TCD製のGRクイックシフトレバー、GRスポーツサイドバイザーなどを採用。そして2.4リットル水平対向4気筒DOHCエンジンには、HKS GT2 Supercharger Pro ZD8 kitやMagnaFlow製エキゾーストシステム、CSFアルミ製ラジエーターを装備した。

 4台目は、TOYOTA GAZOO Racing North Americaにより2023年からスタートするSROモータースポーツアメリカ公認のワンメイクレース「GR Cup」参戦用マシンの「GR86カップカー(GR86 Cup Car)」。基本骨格にはStratasysカスタムボディを採用し、ここにTGRNA専用設計スプリッターやカーボンファイバー製リアウイング、TGRNA専用設計サスペンション(マクファーソンストラット)およびJRI Shocks調整式ショックアブソーバー、コンチネンタル製245/620R18スリックタイヤ、Alcon製ブレーキ、OMP製安全装置およびロールケージ、22ガロン燃料タンクなどを組み込む。パワートレインには、Boschエンジンマネジメントを配した2.4リットル水平対向4気筒DOHCエンジンに、Borla製の専用エキゾーストシステム、SADEV6速シーケンシャルトランスミッションを採用した。

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