角田裕毅、F1オーストラリアGP初日の好調に「2日目が楽しみ」予選で2連続でのQ3進出目指す

　メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕したF1第3戦オーストラリアGP。RBの角田裕毅は、フリー走行1回目で5番手、フリー走行2回目で10番手と好調な走りを見せ、予選が行なわれるグランプリ2日目が「楽しみ」と語った。

　開幕2戦でいずれもハースのケビン・マグヌッセンに行く手を阻まれ、入賞を逃してきた角田。しかしサウジアラビアGPではポイント射程圏内の予選9番手を獲得するなど、一発の速さについては秀でたモノを見せてきた。

　サーキット特性が過去2戦とは異なるアルバートパーク・サーキットでも、角田のペースは比較的好調。初日に行なわれた2回のフリー走行ではいずれも上位勢に食い込むタイムをマークし、両セッションともチームメイトのダニエル・リカルドを上回った。

　RBはロングランでは1分24秒台から1分23秒台で走行。激しいデグラデーション傾向は見えず、周回を重ねるほどにペースアップ。燃料搭載量などが分からないので相対的な比較は難しいが、それでも決勝に向けてポジティブな状況にあると言えよう。チームでレーシングディレクターを務めるアラン・パーメインも「トラブルフリーな1日」と評している通り、少なくともRBは良い形でオーストラリアGP初日を終えた。

　バーレーンGP、サウジアラビアGPに比べてより良い状態で初日のセッションを完了することができたと言う角田。グランプリ2日目に向けてマシンの微調整を行ない、予選Q3進出を目指すと語った。

「初日としては、ここ2戦に比べて良い状態です。チームは準備の面で素晴らしい仕事をしてくれました。明日が楽しみです」

　角田はチームを介してそう語った。

「もちろん、予選ではかなりタイトな争いになると分かっているので、細かいところを微調整していきます。そうすれば、明日は全てをまとめ上げることができると思います」

「今夜は最大限の準備をして、できる限りプッシュしたいです。Q3に進出できると良いですね！」