トヨタの新型BEV「bZ4X」のリース価格を発表。補助金適用でいくら？ 10年間の月額利用料合計は？

月額利用料は8万8220円から

トヨタとサブスクリプションサービスを展開するKINTOは5月2日、新型のSUVタイプのBEV（バッテリー電気自動車）「bZ4X」の月額使用料を発表した。bZ4Xは個人向けにはリース販売とし、自動車保険や自動車税、車検代、メンテナンス代などクルマにかかわる諸経費を月額利用料に含めるサブスクリプションサービスのKINTO（キント）から提供する。

今回発表されたKINTOの「bZ4X専用プラン」は、最長10年の契約期間を設定。ZグレードのFF車の場合（車両価格600万円）、契約申し込み時に77万円の申込金を支払ったうえで、最初の4年は国の補助金であるCEV（クリーンエネルギー自動車）補助金を適用した場合、月額利用料が8万8220円となる（補助金なしだと10万7800円）。ユーザーの居住地域によっては、地方自治体から補助金が交付されるケースがあり、これを適用すると月額がさらに減額される。

5年目以降はCEV補助金がなくなるものの、月額料金を毎年段階的に引き下げる。5年目は7万5460円、7年目は6万4680円、最終契約年の10年目は4万8510円となる。CEV補助金を適用した場合の10年間の月額利用料合計は869万7480円である。

参考までにカローラクロスの最上級グレードであるZグレード（4WD・ハイブリッド車・319万9000円）の場合、KINTO初期費用フリープランは7年契約で3万1130円～（ボーナス月加算額11万円）となっている。ボーナス月加算分を月額に含めると月額約4万9460円である。このカローラクロスと上記のbZ4Xと比べると約2倍の車両の価格差があり、1～4年目までは補助金を適用すると月額利用料は約1.8倍、7年目では約1.3倍。長く乗ればリーズナブルになるわけだが、特に最初の数年間はなかなか高額だ。

なお、2022年5月12日の申し込みの受け付け開始は正午で、ウェブサイトまたは販売店を通じて、2022年年内を目処に納車する3000台分を受け付ける。次回は第2期として2022年秋口の受け付けを予定している。

〈文＝ドライバーWeb編集部〉

Comments

長く乗ればリーズナブル(869万7480円)は完全に洗脳されてるとしか思えない
最初の5年間は頭がおかしいレベルで高いが、長く乗ればやや頭がおかしいレベルに収まってくるという感じ

うーん、価格が適切なのかよくわからなくなる。
ボディの価格はほとんど変わらず
エンジンもなくなるのに、モーターとバッテリーは
そんなに高いものなのか。