新型メルセデスAMG GT Rロードスターは、圧倒的なパフォーマンスを誇るスーパースポーツモデルとして登場した。モータースポーツで培われた最新テクノロジーを搭載し、軽量化のため随所にアルミニウム合金やカーボン製パーツが投入されている。
AMG GTファミリーは、全16モデルのラインナップに
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新型メルセデスAMG GT Rロードスターは、585psを発生する直噴4.0ℓツインターボを搭載。2100~5500rpmで最大トルク700Nmを発生する高回転型のセッティングが施され、既存のロードスターモデルと同様にアルミニウム、マグネシウムとスチールからなる軽量構造を持つ三層構造のソフトトップを持つ。
サスペンションは「AMG RIDE CONTROLアダプティブダンピングシステム」を搭載。このサスペンションシステムは、運転状況、速度、路面状況に応じて各車輪の減衰を電子制御で自動的に調整することで、ステアリングを握るドライバーに対し、あらゆる路面で最適なロードホールディングを約束する。
新型AMG GT Rロードスターは、コーナリング性能を高めるため、AMG GTやAMG GT Sロードスターに対しアルミ製サイドウォールを57mm拡大。前10J/後12Jという20インチの鍛造ホイールとともに、前275/後325という極太サイズのタイヤを納めるスペースを確保している。
フロント&リヤのカーボン製ウイングは軽量化だけでなく、スタイリッシュなAMG GT Rのスタイリングを引き締め、当然のことながらサーキット走行を含む高速走行時のダウンフォースを確保する役目を担っている。
「スポーツとスペシャリティを組み合わせた高次元なスポーツカー」
モノコックおよび外板の一部にはアルミニウム、フロントデッキはマグネシウム素材が採用され、軽快なステアリング性能を実現させている。軽量で強力なカーボンファイバーは、エンジンとトランスミッションの間のフロントウイングやトルクチューブに採用。カーボンファイバー製トルクチューブは、AMG GTのアルミ製よりも約40パーセントもの軽量化に成功している。
そのほか、鍛造ホイール、チタン製マフラーなど、モータースポーツでお馴染みの素材がふだんに使われている。
AMG GTファミリーは、新型AMG GT Rロードスターの追加によって、2ドアクーペ、ロードスター、カスタマースポーツレーシングカー、4ドアクーペという全16モデルのラインナップが揃った。
メルセデスAMGのブランド統括マネージャーであるトビアス・メアース氏は「新型AMG GT Rロードスターは、GT Rのスリリングな走りとGTロードスターが持つスペシャリティ要素を組み合わせたユニークで高次元なスポーツカーです。生産台数750台の限定モデルとして投入し、AMG GTのラインナップを強化しました」と説明している。
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