■ホンダの新型「”2人乗り”スポーツセダン」初公開
ホンダが北米などで展開している高級ブランド「アキュラ」は2024年8月16日、アメリカ・カリフォルニア州で行われる「モントレー・カー・ウィーク2024」にて、新型「インテグラ タイプS HRC プロトタイプ」を公開しました。
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インテグラは、1985年に登場したホンダの歴史あるモデルです。歴代ごとに、セダン・クーペ・ハッチバックと様々なボディタイプが存在します。
日本では2001年登場の4代目モデルを最後に販売が終了。一方、北米や中国などの国外市場では現在も同名を用いたクルマが展開されています。ただし、北米で展開されるインテグラと、中国で展開されるインテグラは全く異なるクルマとなっています。
北米で展開されるインテグラの現行モデルは、2022年に登場した5ドアハッチバックの5代目。
同モデルのラインナップには、内外装やエンジンを強化し、スポーティなモデルとした「タイプS」が存在します。
タイプSのエクステリアは、大型ダイヤモンドペンタゴングリルや、エアスクープ付きボンネット、センター3本出しのマフラー、グロスブラックのディフューザー、デッキリッドスポイラーを採用するほか、2.8インチ幅広となるワイドフェンダーを装備しスポーティな印象を極限まで高めています。
インテリアは、専用フロントスポーツシート(ウルトラスエード素材)を採用するなど、外装同様スポーティさと合わせて高級感も高めています。
パワートレインは、インテグラ史上最もパワフルという最高出力320馬力・最大トルク422Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。これに組み合わされるのは6速MTです。
さらに、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)や、パフォーマンスチューンされた「アダプティブダンパーシステム」、13.8インチの大型2ピースフロントローターとブレンボ製4ピストンアルミニウムキャリパーを標準装備し、総合的に走行性能が高められています。
現地での価格は5万800ドル(約755万円)からです。
そして今回モントレー・カー・ウィーク2024にて発表されたのは、このタイプSをベースにパフォーマンスパーツを装着した新型インテグラ タイプS HRC プロトタイプ。
同モデルは、ホンダレーシングコーポレーション(以下HRC)のチャンピオンシップ優勝エンジニアの専門知識と専門技術を活用した、ストリートとトラックに重点を置いたHRCパフォーマンス パーツの新たなラインアップの可能性を披露するものだといいます。
新型インテグラ タイプS HRC プロトタイプでは、大幅な軽量化とともに、空力性能、エンジン、サスペンション、ブレーキ性能などが強化され総合的にパフォーマンスが強化されています。
軽量化については、ボンネット、リアドアパネル、そして一体型レカロバケット シートなど、広範囲に渡ってカーボンファイバーコンポーネントを使用することで実現。
リアシートは撤去されてカーボンシェルフに置き換えられ、4つのホイールとタイヤをサーキットに運ぶことができるラゲッジスペースになっています。
オプションのエアコンレスと合わせて、全体の重量はインテグラ タイプ Sから約200ポンド(約90キロ)ほど軽量化されています。
エクステリアに配されるエアロパーツは、「インテグラ タイプ S TCX レースカー」の空力開発から得た技術的経験を適用して、ダウンフォースを増大させ、高速安定性を向上させています。
サーキット走行での空力性能は、大型のフロントスプリッターと冷却ダクトを備えた新しいフロントフェイス、大型のボンネットベント、サイドスプリッター、アルミニウムアップライトを備えた角度調整機能付きカーボンファイバーリアウィングなどにより、最適化。
ボディカラーは、2代目「NSX」に用いられた「インディイエロー パール」塗装で仕上げられています。
また、グリル、フロント フェンダー、デッキリッドに取り付けられたアルミ製のHRC バッジは、インディ、IMSA、F1で優勝したホンダとアキュラのレースマシンに取り付けられたものと同じロゴです。
パワートレインでは、エンジンの出力・レスポンス・冷却性能を、アキュラ インテグラ タイプ S HRC TCX レースカー用に開発された大型インタークーラー、ツイン オイル クーラー、軽量エキゾーストシステムによって向上。
ハンドリングは、アキュラ インテグラ タイプ S HRC TCX レースカーと同様に、設定されたコイルスプリング、リアアンチロールバー、フロントおよびリアキャンバープレートを備えたローダウン(15 mm)のトラック対応サスペンションによって最適化されています。
ネガティブオフセットを増やした鍛造軽量19インチ 9.5Jホイールにより、フロントおよびリアトレッドが30mm拡大。これにより、ハンドリングが向上するだけでなく、アグレッシブなスタンスが与えられます。
グリップを最大限に高めるため、タイヤはピレリ「P Zero Trofeo R」(265/30ZR19)が組み合わされています。
また、優れたブレーキ性能を実現するために、大型の15インチ2ピースフロントローター(標準のインテグラより+1.4インチ)とBrembo製6ピストンアルミキャリパーが採用されています。
さらに、バネ下重量をより軽減するために、2ピースリアローターも採用。フロントフェイスの大型ダクトにより、より多くの空気がフロントローターに送られ、ブレーキの冷却性能を高めています
シャーシの剛性を高め、マルチポイントハーネスの取り付け場所を確保するため、後部バルクヘッドは、外装と同じ印象的なインディイエローパール塗装で仕上げられた頑丈なXブレースで補強されています。
インテリアでは、黒のアルカンターラと色を合わせた黄色のシートベルト、ステッチ、トリムによってさらにスポーティな印象になっています。
新型アキュラ インテグラ タイプ S HRC プロトタイプは、発表同日のモータースポーツギャザリング「ザ クエイル」で公開されます。
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みんなのコメント
なんで日本ではあんな貧相な見た目のアコードだけなんだよ。
TLX タイプS売ってくれよ。
こーいうおバカは好きよ。
ただ、インテグラ史上最もパワフルって、、、
全然違うクルマやんか。