この記事をまとめると
■ベントレー・コンチネンタルGT Sに特別モデルが2台製作された
スポーティでもラグジュアリーでもハイブリッドが選べる! ベントレー・ベンテイガに新モデル「ベンテイガ S ハイブリッド」と「ベンテイガ アズール ハイブリッド」を設定
■1台は2020年のバサースト12時間レースを優勝したマシンをモチーフにしたモデル
■もう1台はコンチネンタルGT3の発表時のカラーリングを施したモデル
ベントレーのモータースポーツでの活躍を讃える特別モデル
ベントレーのスポーティなイメージを象徴するモデルとしてラインアップされている2ドアクーペのコンチネンタルGT。現在は3代目となるモデルが販売されているが、初代から変わらない流麗なボディラインと高級感、そして風格のあるフロントデザインで、唯一無二のラグジュアリースポーツクーペとして人気を博している。
そして今回、コーチビルダー部門の「マリナー」が特別なモデルを2台製作した。どちらもハイパフォーマンスモデルに位置付けられるコンチネンタルGT Sをベースに、レースカーであるコンチネンタルGT3を彷彿とさせる内外装が施されている。早速、詳細を見ていこう。
1台目のエクステリアは、2020年バサースト12時間レースの優勝マシンがモチーフになっており、鮮やかなアップルグリーンのボディカラーにベルーガブラック塗装のルーフ、ミラー、ロアバンパー、リヤトランクが備わったことで優勝マシンと同様のカラーリングを再現。フロントグリルにも同様にゼッケンナンバーの「7」が描かれている。
さらに、エクステリアに使用されるブライトクロームメッキをポリッシュブラックに変更する「ブラックラインスペシフィケーション」と、フロントスプリッター、サイドスカート、リヤディフューザーをカーボンファイバー製に変更する「スタイリングスペシフィケーション」を採用したことで、実際のレースカーさながらのスタイリングも手に入れた。
インテリアは、ベルーガのレザーとダイナミカを組み合わせたシートやアップルグリーンのパイピングが施されたトリムとともに、ヘッドレストの「BATHURST」などにもアップルグリーンのステッチが施され、見事なまでにエクステリアとコーディネートされたものとなっている。
また、助手席側のカーボンファイバー製テクニカルフィニッシュのインパネには、バサースト12時間レースが開催されたマウントパノラマサーキットが描かれ、センターコンソールにはドライバーの名前と走行距離、そしてゼッケンナンバーの「7」が記されるなど、レースでの激闘を讃える演出が加えられた。
コンチネンタルGT3のベースマシンに相応しい走行性能を発揮
一方、もう1台のエクステリアは、コンチネンタルGT3発表時のカラーリングをモチーフにしたシルバーテンペストで塗装されており、1台目同様にブラックラインスペシフィケーションとスタイリングスペシフィケーションを装着している。また、インテリアも1台目と同じ組み合わせで発表当時のレースマシンを想起させるモデルに仕上げられた。
いずれのモデルも、パワートレインはコンチネンタルGT S同様の4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550馬力、最大トルク770Nmを発揮。スポーツエキゾーストを標準装備しているため、V8エンジンのサウンドを思う存分楽しむことが可能だ。
圧倒的なパワーを路面に伝えるために、4輪駆動方式を採用していることに加えて、48V電動アクティブアンチコントロールシステムのベントレーダイナミックライドを装備。ハードなコーナリング中でもボディのロールを最小限に抑えることで、高級車らしいフラットライドな乗り心地を提供する。
2台の特別なコンチネンタルGT Sには、記念のフレーム入りオブジェと1/18スケールのモデルカーが提供される。正式な価格は発表されていないが、ベントレーのスペシャルチームである「マリナー」が手がけたモデルだけに、そのプライスもそれなりとなっていることだろう。
今回、発表された特別モデルは、コンチネンタルGT3の耐久レース優勝にインスピレーションを受けて「マリナー」がビスポークしたもの。そのスタイリングやパフォーマンス、話題性など、新型コンチネンタルGT Sを世界に向けてアピールするにはうってつけな内容となっている。
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