アコードほか7車種で高評価獲得
text:Takuya Hayashi(林 汰久也)
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ホンダは12月15日、2021年モデルのアコードが米道路安全保険協会(IIHS)の安全試験で、最高評価である「2020 TOP SAFETY PICK+(TSP+)」を獲得したと発表した。
また、アコードに標準装備されている前面衝突防止システムは、IIHSの車対車および車対歩行者回避試験において「SUPERIOR」を獲得。アコードのほか、インサイト、オデッセイの計7車種で高い評価を受けている。
アコードの全モデルには、ホンダの「Safety for Everyone」の思想に基づき、歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキシステム(CMBS)、前方衝突警報、車線逸脱警報(LDW)と道路逸脱警報(RDM)、車線維持支援システム(LKAS)、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)などの安全・運転支援技術ホンダセンシングが標準装備されている。
また、ホンダの全車には、同社独自の「Advanced Compatibility Engineering(ACE)」ボディ構造や高度なシードベルトシステムが採用されているなど、万が一の衝突時にも乗員を保護する設計となっている。
IIHSによる2020 TOP SAFETY PICK+を受賞するためには、運転席側と助手席側のスモールオーバーラップ、サイド、ルーフ強度、ヘッドレストなど6つの衝突安全性評価で「GOOD」の評価を得なければならない。
また、車対車、車対歩行者の前面衝突防止性能についても「ADVANCED」または「SUPERIOR」の評価が必要で、ヘッドライトについても全モデルで「ACCEPTABLE」または「GOOD」の評価が必要となる。
一方、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が実施する2021年モデルのNCAP試験では、アコードは5つ星の総合評価を獲得している。
環境と安全性への取り組み
米環境保護庁(EPA)の最新データでは、ホンダは米国の主要自動車メーカーの中で最も高い企業平均燃費と最も低いCO2排出量を誇る。
ホンダは米国で、フィットやシビック、インサイトといった小型・中型車に加え、SUVのHR-V、CR-V、パスポート、パイロットなどのほか、ピックアップトラックのリッジライン、ミニバンのオデッセイをラインナップしている。
燃料電池車のクラリティや、クラリティ・プラグイン・ハイブリッドもリリースしている。
安全性向上の取り組みとしては、米オハイオ州と日本に衝突試験施設を持ち、衝突安全性や歩行者安全の研究を重ねている。
ホンダによると、ACEボディ構造や次世代助手席エアバッグ技術、ホンダセンシングをはじめとする安全・運転支援システムは、現在、米国で約400万台の車両に搭載されているという。
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