ランクルやパジェロ、それにサファリなど本格クロカンといえば背面タイヤ!! という人も大はず。だが、新型ランドクルーザー250に設定はないのだ。これ国内だけかと思いきや全世界で背面タイヤ仕様は用意されず。どういうことなのか!?
文・写真:ベストカーWeb編集部
【新型ランドクルーザー250ネタ】全世界で背面タイヤなし!! 砂漠ユーザーも納得のワケ
■ランクルといえば背面タイヤ!! でも採用しなかったワケ
丸目も角目どちらもリアデザインは同じ!! テールランプの形状も同じとなる
新型ランクル250は冒頭の通り、背面タイヤレスのみとなった。実質先代モデルとなるプラドは中東などで背面タイヤがオプション扱いで、本家本元のランクル300も設定がないとう状況なのだ。
ちなみに日本から撤退してしまった日産 サファリ(パトロール)の現行モデルも採用しておらず、国産の本格クロカンはジムニーを除いて背面タイヤ離れが進んでいるのだった。
どういうことか。開発陣に直撃すると、実質的な先代モデルとなる150プラドは世界的に背面タイヤとレス仕様の販売台数は五分五分といった結果であったという。
いかにも需要がありそうな中東エリアですら同じ状況で「スペアタイヤが付いていればOK」というのが世界的ニーズなのだ。
■さらば横開き!! リアゲートは上に開くタイプに
全車上開きゲートに!! ゲートのダンパーが車外に設置されているため、ラゲッジルーム内の荷物に干渉しないのが嬉しいポイント
背面タイヤの設定そのものをなくした新型ランクル250だが、これ歴史的な大変更にもつながっているのだ。というのもこれまでプラドのリアゲートは横開きを採用していたが、今回は全仕様で上開きゲートとなった。
頑なに横開きドアを採用していた最大の理由は背面タイヤ仕様が存在していたから。ランクル250から設定をなくしたことで、リアデザインの自由度拡充。そして上開きゲートが採用できたというワケ。
■プラドお馴染みの機能も健在!! 使い勝手爆上がりの予感
新型ランクル250のプロトタイプはオープンカントリーATIIIを装着。サイドウォールデザインは専用となるのも嬉しいポイント。ちなみにボディ下部に装備されるスペアタイヤは同銘柄かつ同じホイールとなる
根強いファンが世界的に存在するランクルファミリーだが、上開きゲートを待ち望む声が多かったというのも後押し。
雨天時にラゲッジから荷物を取り出す際などは屋根代わりにもなるため、何かと便利であるなどの理由からで、いわばファン待望の仕様となったというワケ。
今回のプロトタイプに設定されていなかったが、プラドにずっとあったガラスハッチもグレードによって設定されるというのも嬉しいニュース。
ちょっとしたスペースさえ確保できれば荷物の出し入れが可能とあって、なにかと重宝するこの機能が引き続き採用されるなど、新型ランクル250はファン待望の仕上がりなのだ!!!!!
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みんなのコメント
下面スペアが問題になる様なオフロード走行をする際はどうせオフロードタイヤのスペアに載せ替えるし、その時は荷室に入れるから影響なし。