先日行なわれたF1マイアミGPでは、レース前のグリッド上でラッパーのLL・クール・Jによってドライバーひとりひとりの紹介が行なわれるなど、いつも以上に盛大で華やかなセレモニーが行なわれたが、その内容には賛否両論が巻き起こった。これについては、F1とドライバーによる協議が行なわれるという。
F1では今年、いくつかのイベントでマイアミのようなドライバー紹介を実施する予定となっており、それらは開催地に合わせての個別の対応となる。
■F1マイアミGPの”特別演出”、ドライバーから「レース前に気が散る」と酷評? ハミルトンは新たな試みを支持
ただマイアミでの催しについては、ファンからの反応は上々だったものの、多くのドライバーからは、レース開始直前にこういったイベントが長々実施されることで集中力を削がれるという意見が聞かれた。
実際ドライバーたちは、レースウィークの金曜夜に行なわれたGPDA(グランプリ・ドライバーズ協会)の会議の中でも、これらの催しに抵抗感を示していた。ただその一方で、マイアミで試しにやってみることで、これらのフォーマットを今後どのように調整するか確認するということで、大筋の合意が得られたという。
F1側も、今回賛否の声があがっていることを認識しており、ドライバーとファンのためになるフォーマット変更について話し合う姿勢だ。次戦エミリア・ロマーニャGPでは、GPDAとの話し合いが行なわれることになりそうだ。
多くの批判が上がったレース前セレモニーだが、好意的な意見を持つドライバーもいた。メルセデスのルイス・ハミルトンは次のように語っていた。
「このスポーツが昔と同じことをやっているだけではなく、常に成長し、進化し続けている。彼らは新しいことに挑戦し、ショーをより良くしようとしているんだ。僕はそれを全面的に支持している」
「僕はLL・クール・Jを聞いて育ったけど、彼がそこにいたのはクールだった。そしてふと見ると、素晴らしいアーティストであるウィル・アイ・アムがいる。そしてセリーナとビーナス(ウィリアムズ姉妹/女子プロテニス選手)が立っている。クールだと思ったし、僕としては何も問題ない」
マイアミGPのマネージングパートナーであるトム・ガーフィンケルは、NetflixのF1ドキュメンタリーが常識を打ち破る“ゲームチェンジャー”として受け入れられる前は批判を浴びていたことを引き合いに出し、レース前の演出にマイナス面はないと語る。
「結局のところ、これはショーなんだ」
「Netflixに関しても、最初はF1の中でも快く思わない人が多くいたと思う。しかしそれがスポーツ全体にポジティブな影響を与えるようになったことも確かだ」
「マイアミでレースをするという話をした時、F1にはもっとエンターテインメント性や華やかさが求められるなんて話も出ていた。我々はそれを実現しようとしているのだ」
「究極的にはレース中のサーキットでのマシンとドライバーによる競争が最も重要だ。しかしその前に、人々を楽しませ、華やかさや興奮を作り出すことができれば、それは良いことだと思う」
また、F1のチーム代表たちも、新しいことに挑戦してファンを注目を集めようとするF1側の努力を支持している。メルセデスのトト・ウルフ代表は次のように語る。
「私はそれほど悪いことのように思わなかった。我々は色々なことを試さないといけない」
「ドライバーが次から次へと登場してくるのはファンにとってエキサイティングなことだ。おふざけのように見えることもなかったと思う」
そしてレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、レースを目前に控えたドライバーに適したイベント、観客が対価を支払うに値するイベントとのバランスを取るべきたと語った。
「それがビジネスにとって良いのであれば、私にとっても良いことだ。勝負はその後、スタートシグナルが消えてからの2時間だからね」
「ドライバーの中には少し微妙な顔をしている者もいた。しかし新たな観客を取り込むことができるのであれば、あとはプロモーター次第だ。私はレースが始まってからのことに関心がある」
ホーナーはさらにこう続ける。
「多くの実験が行なわれている。そもそもここは新たな市場だし、アメリカのスポーツは特性も違う。シルバーストンでドライアイスの中から登場するドライバーを見ることはないだろう」
「それは市場によって異なるものなのだ。もちろん、リバティ(F1のオーナー)も他のスポーツと競合しているので、様々なことを模索しているのは理解できる。ただそのバランスを探ることこそが適切なことだと思っている」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?