WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているバイコレス・レーシング・チームは、2020/2021年に導入が予定される“ハイパーカー規定”への参戦に向けたオリジナルマシンのレンダリングを公開した。
現在までに正式名称はなく、通称“ハイパーカー規定”と呼ばれている2020/21年の新規定はLMP1に代わるWEC/ル・マン24時間のトップカテゴリーとなるクラスだ。
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2018/19年WEC“スーパーシーズン”を4号車ENSO CLM P1/01・ニスモで戦うバイコレスは昨年12月、この新規定への参入を計画していることを発表。翌1月には新たな開発、運営スタッフの募集を開始していた。
そんなバイコレスを率いるマンフレディ・ラベット代表は以前、「チームは2020年半ばにスタートする予定の新しいレギュレーション下のシーズンに向けて、クルマをグリッドに着けることを目指している」と語った。
またラベットは最近、フランスのEndurance-infoに対し、2019年のル・マンでプロダクトモデルを発表すること、また2020/21年には2台体制での参戦を目指していると述べている。
「我々は“ハイパーカー規定”のコンセプトに大きな自信を持っているんだ」とラベット。
「将来の耐久レースのために正しいコンセプトを掲げた。我々は、それが(非メーカー系の)独立系チームがコンストラクターになるための最良のプラットフォームであると考えている」
「(WEC/ル・マンを統括する)FIA国際自動車連盟とACOフランス西部自動車クラブはそれぞれの目標を達成するだろう。なぜなら、それは耐久レースの未来にとって正しいコンセプトであり、(非メーカー系の)独立したチームがコンストラクターになるための最良のプラットフォームだからだ」
2020/21年に現行のLMP1に代わってトップカテゴリーとなる“ハイパーカー規定”には、バイコレス・レーシング・チームの他にアメリカのスポーツカーブランド、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスが参戦を表明。すでに開発車のレンダリングを発表している。
また、同規定には最近、フランスのコンストラクターであるオレカが関心を示していることが伝えられている。一方、新規定の策定に関わったと考えれているトヨタは現在までにプログラムの発表を行っていない。
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