3月7日(木)から始まり、17日(日)まで開催されるジュネーブモーターショー。そのショーでチェコの自動車メーカーであるシュコダから、気になる電動2輪コンセプト車「KLEMENT(クレメント)」が発表された。TEXT●大家伝(OYA Den)
ŠKODA(シュコダ)とはチェコの自動車メーカーであり、1895年創業の歴史あるメーカーだ。1991年からはフォルクスワーゲングループに属し、2018年には125万台規模での出荷を実現。今回の電動2輪コンセプトの発表はシュコダが掲げる2025戦略の一環として、従来の自動車メーカーから「最高のモビリティソリューションを提供するSimply Clever企業」への転換を進めていることが背景にあるようだ。
さらに「マイクロモビリティの未来のビジョン」として、「俊敏な乗り物こそ人口の密集した都市部で日々の通勤をより容易にすると同時に重要性を増す」とも。そうした思想を踏まえ、「自動車に代わる持続可能な代替品を探していて、それが使いやすくて楽しく、そして従来の自転車よりも速くて便利であることを期待している若者たちのニーズを満たす」ために設計されたのだという。
そんなワケで注目度の高さが容易に想像できるシュコダの電動2輪コンセプトだが、そもそもシュコダは創業当初に自転車やオートバイの生産を行っている。そのため2輪開発という点ではお手の物と言えそうだ。
メイド・イン・熊本だから! ホンダ・クロスカブのくまモン仕様が登場【6月21日発売】
直感的に操作できる革新的なコントロール方法を採用
「KLEMENT(クレメント)」の注目ポイントはいくつもあるが、まずはハンドルポストからリヤタイヤに向けて伸びる極太のセンターチューブから見ていきたい。この未来的なアルミフレームに片側支持方式のフロントフォークを採用。リヤにも片側支持方式のスイングアームを採用するが、リヤ回りをホイールサスペンションと表現していることから画像では判断できないものの、なんらかのサスペンションを備えていると思われる。
しかも画像で見る限り、目に見えるレバーやケーブルは存在しない。実にインテリジェントな匂いがプンプンだ。そしていわゆるボトムブラケット付近に自転車のようなペダルはなく、フットボードとでも言いたくなるようなステップがあるだけ。灯火類もほとんど目立たない。
実際のライディングではライダーがペダル前方に体重をかければ加速し、後方に体重をかけることでリヤ側で回生ブレーキが作動。同時にフロント側のABS油圧ディスクブレーキも作動する仕組みだというので、まさに直感的に操作できる革新的なコントロール方法だといえるだろう。
ちなみに回生ブレーキによる発電~充電する以外に、家庭用コンセントからの充電が可能。満充電の状態なら最大62kmもの距離を移動できるそう。そのために電気の消費を抑える仕組みとして、灯火類やインジケーターにLEDを積極採用。
さらに充電も可能なスマートフォンホルダーも装備。コーミングホーム機能、自動で起動される緊急電話、リモート診断およびメンテナンスなど、シュコダが提供するすべての接続ソリューションにリンクさせることも可能になる。
なお、当コンセプトの先にある製品版では約10kgの車重(現状で25kg)を目指しつつ、アシスタンスシステム、Function on Demand、特別なムースタイヤ(ランニングシューズでも使用される素材)など、多くの追加機能が含まれる可能性があるため、より快適で静かな乗り心地も実現を目指すのだという。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
200万円級のトヨタ「コンパクトSUV」何がいい? 「ちょうど良すぎる」のが魅力!? 大人気の「カローラクロス」支持される理由は?
レクサスが「新型プレミアムSUV」発売へ 14年ぶり全面刷新でめちゃ上質内装דカクカクデザイン”採用! 日本初投入の「新型GX」内外装の特徴は
6MT搭載! 新型「“FR”クーペ」公開! 830馬力超えV8搭載の「最強モデル」! 60年で“最も楽しい”「スーパースネーク」米に爆誕
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?