世界に3台のみ製造 左ハンドルはこの1台のみ
2025年2月4日からフランス・パリで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、1966年製アストンマーティン「DB6シューティングブレーク」が出品され、話題となっています。
【画像】こんなアストンマーティン見たことない…「DB6」のワゴンを写真で見る(30枚)
奇抜なボディスタイルの1台ですが、どんな歴史があるのでしょうか。
第2次世界大戦後のアストンマーティンを率いたオーナーであるデイビッド・ブラウン氏は、1960年代になり愛犬を「DB5」の後部座席にスタイリッシュかつ快適に乗せたいと考えました。
この提案に対し、コーチビルダーのラドフォード社はシューティングブレークへの改造を考案しました。伝えられるところによると、製造されたのはわずか12台だったといいます。
そして同社が大型サルーンの「DB6」に同様の改造を施したとき、製造された台数はその半分でした。その後、 FLMパネルクラフト社は、より高いルーフラインや分割折りたたみ式テールゲート、開閉式サイドウィンドウを備えた、さらに実用的なデザインを考案しました。
このデザインは、1961年のF1米国グランプリ優勝者である、ロータスのイネス・アイルランド選手の心をつかみました。
このF1ドライバーは、この最初の1台を購入しました。FLMパネルクラフト社が製造したDB6シューティングブレークはたった3台。このうち左ハンドル仕様で完成したのは、世界で1台だけでした。それが今回オークションに登場したシャシ番号DB6/2366/Lです。
ベースとなったのは、1965年型DB6サルーンで、パシフィックブルーのボディにベージュコノリーレザーをあしらったものでした。最初は米国テキサス州で納車され、その後の経緯は明らかではありませんが、数人のオーナーが乗り換えた後、この車はオランダで一部が分解された状態で発見されました。
その後、フランスのコレクターが購入したDB6は、イギリスのウェリングバラにあるスプレーテック社によっておよそ15か月かけて修復されました。1990年4月のAuto Passion誌で販売広告が掲載され、当時はブリティッシュレーシンググリーンで撮影されました。
その後、Auto Live誌1999年7月号に掲載された際には、現在と同じライトグリーンのボディカラーになっていました。2000 年代初頭にはグッドウッド、シュヴェツィンゲンなどのコンクールイベントで展示されています。
DB6シューティングブレークは、マッチングナンバーの 4リッター直列6気筒エンジンを搭載、5速MTと組み合わされています。
予想落札価格は55万ユーロから70万ユーロ(日本円で約8945万円から1億1385万円)とされています。
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