日本仕様はすべて電動車。プラグインHVの走りはEV感覚
ボルボは2030年までに EVメーカーに変身し、それまでに全世界で段階的にハイブリッド車を含む内燃機関搭載車を廃止する――今年3月、スウェーデン本社からの発表は、エンジンにきっぱりと「三下り半」を突き付ける内容だった。
BEVこそ未設定なものの、日本市場で販売する全モデルの電動化はすでに完了している。試乗車は、XC60のトップモデルとなるプラグインハイブリッド仕様だ。
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ターボとスーパーチャージャーの「ツイン過給」により最高318psを発する2リッター直列4気筒のガソリンエンジンと組み合わされたのは、前後2モーターの外部充電可能なハイブリッドシステム。駆動用バッテリー(11.9kWh)は、センタートンネル内にレイアウトされ、1充電当たりのEV走行可能距離は39.4kmに達する。
リアアクスルに接続された後輪用モーターの最高出力は65kW(88ps相当)。スタートの瞬間から発せられる最大トルクは240Nmに達するため、街乗りで必要とされる緩加速発進は強力。バッテリー充電量に余裕がある限り、エンジンのサポートを必要としない完全なEVとして振る舞う。
自宅に充電環境があればガソリン補給の手間から解放される!
満充電状態で金沢市内のホテルを出発し、最寄りのインターから高速道路に乗って充電量を使い切ったのは30km強を走った後だった。その後はハイブリッド車として走る。エンジン始動や停止に伴うショックは皆無だが、状況によって4気筒ならではのノイズが耳に届くのは、949万円という価格を考えると、あと一歩の改善余地がありそうだ。
標準ポジションと考えられるハイブリッド・モードを選択して走行していると、下り坂での回生などでバッテリー充電量が上昇するたびにEV走行が復活する。一方、エンジン出力を併用するパワーモードでは逞しい加速感が楽しめた。ゴージャスな装備群やエアサスペンションの標準採用などもあり2トンをはるかに超える車両重量を、どのような走行シーンでも忘れさせてくれる。
タイヤは20インチの大径サイズ。逞しい印象のエクステリア実現に貢献している。その一方で、ときにばね下の重さを意識させる要因にもなっているようだ。もちろん、舗装の行き届いた高速道路では、快適なクルージングシーンを演じてくれる。
XC60のプラグインハイブリッドは、自宅に充電環境があって日常的には「ちょい乗り」がメインというユーザーにとって大いに魅力的だ。ガソリン補給の手間とコストから解放される。
新たなる多様性を身に着けたXC60の新世代フラッグシップモデルである。
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みんなのコメント
大柄なSUVなのに走行音がほとんどしないのには驚いた
ドイツ車と違い乗り心地も穏やかで気に入った