街乗りは前後18インチのAVSモデル5で決める!
必要最小限の改造で長く乗れるドリフトカーを実現
ドリフト歴20年オーバーの多田さんがステージアを手に入れたのは約10年前。結婚を機に「流用天国の日産車でパーツ代も抑えられそうだし、ステージアならドリフトにもファミリーユースにも使える!」ということで、2ドアのHCR32スカイラインから乗り替えたそうだ。
ベースは平成10年式のWGC34型。乗り替え当初は純正エアロだったものの、ステージアデイズ用のファイナルモーションのリップを追加し、メーカー不明のサイドステップも装着。リヤバンパーはステージアデイズの純正バンパーにC33用のフロントリップをプラスするなど、この10年で外装も少しずつモディファイしてきた。
エンジンは前愛車のHCR32から移植したオーバーホール済みのRB25DETで、これにGR-RSタービンをセットして380psを発揮。冷却系もレーシングキアのラジエターに、トラストのインタークーラーやオイルクーラーを装着したことで、走行会でも不満なく走れるスペックに仕上がっている。
車高調はS14用のGPスポーツGマスタープロス(F10kg/mm R9kg/mm)でセットアップ。アーム類にはR32用の調整式ピロテンションロッドやリヤアッパーアームを使い、ブレーキも前後スカイライン用(F:BNR32純正キャリパー R:ECR33純正キャリパー)を流用して強化済みだ。
現在履いているホイール&タイヤは街乗り用で、前後18インチのAVSモデル5にフェデラルの595RSを組み合わせる。ドリフト時は、BCNR33純正ホイール+フェデラルSS595(235/40-17)へと変更するそうだ。
ガッチガチにロールケージを組んでいた前愛車とは異なり、快適性を損なわないパーツセレクトが光る室内。ステアリングはMOMO(350φ)で、シートはリクライニング機能を持ちつつも抜群のホールド性を発揮するブリッドのストラディアをインストールする。
「乗り替え当初は不安もありましたけど、これ1台で行楽にも墓参りにも使えますし、ドリフトでも十分戦えます。これからも大切にしていきたいと思いますね」と、ステージアの魅力にドップリの多田さん。
これまでに幾度となく雑誌ドリフト天国に掲載されて、その魅力を伝えるべく活動してきただけに、今後もエンジョイドリフトの伝道師として長くステージアに乗り続けていってもらいたいものだ。
●取材イベント:W-Option JAMBOREE
TEXT:山本大介(Daisuke YAMAMOTO)/PHOTO:小竹充(Mitsuru KOTAKE)
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