2023年F1サンパウロGP(ブラジルGP)のスプリント・シュートアウトで、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とエステバン・オコン(アルピーヌ)がクラッシュした件について、スチュワードは審議を行った結果、ペナルティを科さないことを決めた。
スプリント・シュートアウトSQ1で、スローラップ走行中のアロンソに、ファストラップのオコンが接近し、少しコントロールを失ったように見えた後、ターン3で衝突。オコンはコースオフし、バリアにヒットした。アロンソのマシンにもダメージがあり、その後の赤旗中断中に修復は終わらず、SQ2に進出していたものの、走行できなかった。
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スチュワードは、どちらのドライバーも、全面的または主な責任を負うとは認められないとして、ペナルティを科さないことを決めた。その理由について、スチュワードは次のように説明している。
「アロンソはターン2出口でオコンが高速で接近していることを知っていたと、スチュワードは判断する。アロンソはそのため、オコンが追い越せるよう、レーシングラインから外れた。ターン3でオコンはマシンのバランスを崩し、出口でワイドになった。同時にアロンソはレーシングラインに近づき、オコンのスペースが減ることになった。このふたつの要素が、衝突へとつながった」
オコンは、ウォールにクラッシュした直後、無線でアロンソを「あのバカ」と呼び、怒りを示していた。
スチュワードの裁定が出る前、オコンは、メディアに対して、アロンソにすべての責任があると示唆した。
「大きな事故で、激しい衝撃を受けた。事故の後、少し痛みを感じる。といってもレースを続けるうえで問題はないけどね」
「受け入れるのが難しい出来事だ。あのラップでは大きくタイムを更新していて、SQ2に進出できる見込みだった。でも目の前にフェルナンドがいた」
「僕がマシンのコントロールを失ったと言っている人がいるが、それは事実ではない。あれは修正であって、どのマシンにおいてもああいう修正が見られた。ランド(・ノリス)の最速ラップでも、彼はあそこで修正して、こういう風にワイドになっている」
「フェルナンドはコーナー真ん中でステアリングを左に切って、僕に十分なスペースを残さなかった。それで衝突が起きたんだ」
「でもどっちにしてももう関係ない。すでに起こってしまったことなので、これからはレースに集中していく」
「彼は、自分は十分なスペースを残していたと言って、すべての議論を打ち消そうとしていた。でも現実は、フェルナンドがあそこで右にいなければ、僕たちは衝突することはなかったんだ」
アロンソはこのインシデントについて、スプリント・シュートアウト直後に、次のようにコメントしている。
「残念ながら(スプリント)予選を走り切ることができなかった。2台とも大きなダメージを負い、予選を途中で終えることになったことが残念だ。望む展開ではなかった」
「リプレイをまだ見ていないのだが、誰かが言っていたのは、彼がマシンのコントロールを少し失ったということだった。そういうこともある。悪い場所、悪いタイミングで起きてしまったのだ」
その後のスプリントで、オコンは16番グリッドから14位、アロンソは15番グリッドから11位を獲得した。
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みんなのコメント
本件はスチュワードの言ってる事通りだと思うし、何より元チームメイトで誰のおかげで優勝できたと思っているのか。
バカ呼ばわりとか最低。
アロンソを見えて無かったなら分かるが見えていたのに挙動を乱してぶつかった、それをコントロールしていたと言うなら故意にぶつかりに行ったと言う事だ。