ルイス・ハミルトンはメルセデスで残り3戦となる今、移籍を控えたクリスマスが待ち遠しいという。
今年はじめ、ハミルトンは2025年からフェラーリへ移籍することを発表したが、2013年から所属してきたメルセデスでのスティントは華々しく終えたいと明言していた。
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7月の母国戦イギリスGPで優勝し、同月末のベルギーGPでも優勝を飾ったハミルトンだったが、ここ最近のアメリカラウンドでは苦戦を強いられている。
メキシコシティGPでハミルトンは4位入賞を果たしたものの、アメリカGPではリタイア。サンパウロGPではバンピーな路面に苦しめられて10位に終わった。
そして今、ハミルトンは来年フェラーリで始める新章を前にシーズンエンドが待ち切れないでいる。
サンパウロGPでの落胆について訊かれたハミルトンは、次のように答えた。
「他のことにフォーカスを置いている。僕はチャンピオンシップを争っているわけじゃない。ランキングでどこに終わるかなんてどうでもいい」
「ジョージ(ラッセル/メルセデス)の前で終わろうが、ジョージの後ろで終わろうが関係ない。僕には何の違いもない。僕はただ、マシンをウォールに激突させることなく、チームのためにポイントを獲得したいだけだ。完走できたらね」
「次の数戦はコース上で跳ねないマシンを用意してくれて、もっと良い結果が得られたらいいね。でも、今はクリスマスを楽しみにしているよ」
ハミルトンは、サンパウロGPで自身の背中に響いたバウンシングの問題は、メルセデスW15の低い車高のせいなのか、それともバンピーな路面のせいなのか尋ねられ、次のように答えた。
「両方だ。でも、ほとんどはマシンのせいだと思う。何かがおかしい。予選は酷かった。スプリントレースも酷かった。週末を通して酷かったよ」
「シーズン後半でこういう悪いレースをするのは明らかに悲惨なことだ。でも、僕が言えるのは、僕らが取り組んでいるということだ」
「これからレース週末をいくつか迎えるが、これは絶対に受け入れられない。十分じゃないし、僕らは責任を取る必要がある。僕にも責任がある。でも今あるモノでベストを尽くしている」
「今回のマシンは最悪で、(原因が)何だったのか分からない。僕らは調べてみる必要がある」
また、なぜマシンの調子がグランプリごとに乱高下するのか訊かれたハミルトンはジョークで答えた。
「君が教えてくれ。100万ドルの質問だ。原因が分かったら100万ドルあげるよ!」
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