MotoGP最終戦バレンシアGPのMoto2クラス決勝レースが行われ、ミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)が今季3勝目を挙げた。
25周で争われる決勝は、フォーメーションラップ開始直前にファビオ・クアッタハッホ(HDR Heidrun)のエンジンがかからず、9番手からスタートできるはずが最後尾グリッドからのレースとなってしまう波乱の幕開けとなった。
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さらに波乱は続く。スタートで蹴り出しが良かったのは、2番グリッドのシャビ・ビエルヘ(Dynavolt Intact GP)。一方ポールポジションについたルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)の他、ジョアン・ミル(EG 0,0 Marc VDS)など複数台が2コーナーで転倒を喫してしまった。
1周目をトップで終えたのは、あっさりとビエルヘを交わしたマッティア・パッシーニ。ただストレートでビエルヘとオリベイラが3ワイド状態となり、これを制したオリベイラが隊列を引っ張っていった。
Moto3クラスのレースと同様クラッシュが続発する中、後続を引き離しにかかるオリベイラに対し、ペース良く2番手に浮上したのはアレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)。3番手のビエルヘはこれについていけず、21番手スタートから追い上げたイケル・レクオーナ(Swiss Innovative Investors)からプレッシャーをかけられる展開となった。
マルケスは徐々にオリベイラとの差を縮め、6周目にトップを奪取。ファステストを叩き出し、1.2秒ほどのリードを築いた。
7番手を走行していたジョー・ロバーツ(NTS RW Racing GP)がクラッシュするなど、依然として難しいコンディションの中でマルケスはファステストラップを続け、11周を終えたところで、そのリードを1.8秒まで拡大した。
12周目、3番手を走行していたビエルヘがクラッシュ。その翌周にはレクオーナも最終コーナーで大きく膨らみ、レースはマルケスとオリベイラの一騎打ちになるかと思われた。
しかし残り11周、レースも折り返しが過ぎたところでマルケスが14コーナーでフロントタイヤがグリップを失い転倒。すぐにレースに復帰するも3番手まで後退し、オリベイラが7秒のリードでトップに立つこととなった。
オリベイラはそのまま危なげなく周回を重ね、初表彰台のレクオーナに12秒以上の差をつけてトップチェッカー。マルケスは転倒しながらも3位でフィニッシュした。
4位はパッシーニ。5位のレミー・ガードナー(Tech 3 Racing)は自己ベストリザルト更新となった。6位には後方から追い上げたクアッタハッホが入った。
前戦マレーシアGPでチャンピオンを決めたフランチェスコ・バニャイヤ(SKY Racing Team VR46)はスタート直後の混乱で出遅れ14位だった。
長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)は、11台がリタイアするサバイバルレースを生き残り、12位でレースを終えている。
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