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勝田貴元がカムバック。ラリージャパン前哨戦へ「忍耐強く、ポイント獲得に努める」/WRC第12戦事前コメント

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勝田貴元がカムバック。ラリージャパン前哨戦へ「忍耐強く、ポイント獲得に努める」/WRC第12戦事前コメント

 10月17日(木)から20日(日)にかけて、ドイツ、チェコ、オーストリアの3国をラリーフィールドにして2024年WRC第12戦『セントラル・ヨーロピアン・ラリー』が開催される。

 今回最高峰クラスにエントリーするのは10台。2024年シーズンもいよいよ残り2ラウンドとなり、佳境となる選手権を焦点に、第4戦クロアチア・ラリー戦以来となる半年ぶりのターマック(舗装路)ラリーに挑む各陣営から、ドライバーたちの声が届いている。

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■Mスポーツ・フォードWRT
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)
「セントラル・ヨーロピアン・ラリーでは、約6カ月ぶりにターマック・ラリーに復帰することになる! またターマックでドライブできるのはうれしいし、先週は充実したテスト日になった」

「1年のこの時期の天候は雨がとても多く、道路のショートカットから大量の泥が出て、ラリーがすごく複雑になることは分かっている」

「昨年、アレックス(・コリア/コドライバー)と僕はRC2クラスを1位でフィニッシュすることができ、本当に良い結果だった。今年はこの大会で表彰台に返り咲くために全力を出していくよ。ヨーロッパに戻ってこれただけでなく、ターマックに戻ってこれたことが本当にうれしいよ!」

●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)
「セントラル・ヨーロッパは、僕がラリー1カーで参加した最初のターマックイベントで、ヨーロッパのこの地域の道路と気象条件は僕にとても合っている。だからこのイベントを楽しみにしているよ!」

「先週、チェコ共和国とオーストリアの国境付近で、とても充実したイベント前テストを行ったけれど、難しいコンディションのなかでも非常にうまくいったので、イベントに向けての準備は万端だ」

「このイベントでは、3カ国を横断するのが気に入っている。道路がとても多様になり、ヨーロッパのさまざまな地域でたくさんのファンに会うことができるので、本当に素晴らしいよ」

●ジョルダン・セルデリディス(#19 フォード・プーマ・ラリー1)
「アクロポリス・ラリーで好成績を収めた後、Mスポーツとチームメイトのアドリアン(・フルモー)、アレックス(・コリア)、グレッグ(グレゴワール・ミュンスター)、ルイ(ルイス・ルッカ)とともに、2024年シーズンを素晴らしいチャレンジで締めくくりたいと思っていた」

「セントラル・ヨーロッパでのこのターマックイベントはまさにそれを体現している! アクロポリスでのフィニッシュと同じような結果を達成し、アクロポリスと同じくらい楽しむことができればと期待しているよ」

■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)
「昨年、僕たちはセントラル・ヨーロピアン・ラリーで素晴らしい勝利を手にした。ターマックでは良い走りができると分かっているし、ドイツで優勝できたのはチーム全員にとってとてもクールなことだった」

「困難な状況にもかかわらず、僕たちは良いパフォーマンスを発揮することができた。それでも、ステージの変更があってビデオでの作業が必要になっている。新しいエリアの雰囲気をつかむために、できるだけ多くの映像を研究するよ」

「リズムを取り戻すための充分な時間を確保し、マシンのセットアップにも取り組むために、オーストリアでの小規模な事前イベントラリーでテストも行う。主な目標は、チャンピオンシップをコントロールして、できるだけ多くのポイントを獲得すること。もちろんタイトルを獲得したいが、まずは安定した走行をすることに集中していく」

●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)
「僕は個人的に、すべてのターマックラリーのなかでも、セントラル・ヨーロピアン・ラリーの道路のタイプが一番好きだ。今年も道路の大部分が新しくなり、興味深いものになるだろう。昨年は初日の出走順がとても重要だった。雨天のため、通り抜ける各車によって道路はすぐに汚れてしまったからだ」

「今年も天候が重要な役割を果たすことは間違いないだろう。オーストリアとドイツは畑のなかの道路や多くのジャンクションがある点でよく似ているが、チェコの道路は通常は森林のなかにあり、舗装が壊れていてショートカットがたくさんある」

「今年の道路がどのような状態かは、レッキに行くまでわからないだろう。マニュファクチャラーズ選手権は興味深い状況にあり、僕たちは最大限のポイントを獲得して、ライバルにプレッシャーをかけることを目標にしている」

●アンドレアス・ミケルセン(#9 ヒョンデi20 Nラリー1)
「昨年のセントラル・ヨーロピアン・ラリーはよく覚えている。あのラリーでWRC2のタイトルを獲得したんだ。全体的に、道路から大量の砂利や泥が出てくるので、難しいラリーだと言えるだろう」

「コンディションは非常に厳しく、ショートカットが多くて、ミスがとても起きやすい。モンテカルロやクロアチアとはかなり違ったアプローチになるので、このラリーを本当に楽しみにしている」

「当時、僕にとってマシンはまだあまり馴染みのないものだったので、慣れるべき点があった。セントラル・ヨーロピアン・ラリーでは新たなアプローチで臨み、良い結果を出して、ドライバーズとマニュファクチャラーズ選手権でチームがリードを維持できるよう貢献していくよ」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「チリでは期待していたような結果を残すことができなかったが、チームにとっては完璧な週末になり、最大のターゲットであるマニュファクチャラー選手権でポイント差を大幅に縮めることができたことを嬉しく思っている」

「私たちは、残るターマックラリー2戦に向けてやる気に満ちているところだ。ドイツに住んでいる自分にとって、ほど近い場所で開催され、多くのファンがステージを見に訪れるセントラル・ヨーロピアン・ラリーは、第2のホームラリーともいえるもので、楽しみにしている」

「昨年の経験から、道は非常に幅が狭く、かなり汚れたセクションや、グリップの低い路面があるなど非常に難しいコンディションになることは分かっている。そのようなトリッキーなステージでも最大限の自信を与えてくれるクルマを造るために、私たちは努力してきたつもりだ」

●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「チリでは、チームとして素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ふたたび表彰台に戻ることができて嬉しかったよ。そして今、シーズンを締めくくる最後のターマックラリー2戦で、最大限の力を発揮したいと思っている」

「セントラル・ヨーロピアン・ラリーとラリージャパンは、天候の面でかなり難しいラリーになる可能性がある。このようなイベントでは、仕事を正しく進め、とくにルートノート・クルーとうまく仕事をすることがドライバーにとって大きなチャレンジになる」

「私たちがターマック路面で走れる時間は年間を通じてかなり限られているが、少なくとも予想されるコンディションはクロアチアとそれほど大きく変わらないと思う。我々のクルマはクロアチアで調子が良かったので、仕事を始める上で良いベースがすでにあると思う。そこからさらに改良点を見つけることができたならば、ラリーではいい位置につけることができるだろう」

●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「今回初めてターマックラリーでラリー1車両をドライブすることになるため、大きなチャレンジになることは確かだ。昨年はこのラリーのWRC2カテゴリーに出場したが、非常にトリッキーな場所がありながらも、楽しめる場所もあった印象がある」

「ステージは3カ国それぞれで少し異なり、今年のこの時期の天候はかなり予測が困難になる。しかし今の自分にとっては、そうした課題に立ち向かい、そこから学ぶことがすべてだ」

「フィンランドとチリではしっかり仕事ができたと思っているので、今回のラリーでも同じような展開になるといいね。良いフィーリングを得られている時は良いタイムを出すことができるだろうし、コンディションがトリッキーな時は経験値を高めるためにあまり攻め過ぎないようにするつもりだよ」

●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「今年最後の2戦で、まったく異なる路面を走ることをとても楽しみにしています。自分はターマックを走るのが大好きなので、良いフィーリングを掴み、良いパフォーマンスを発揮したいと思っています」

「セントラル・ヨーロピアン・ラリーは路面が頻繁に変化し、グラベルも多く出るなど、誰にとっても大きなチャレンジになるでしょう。昨年は、とくに金曜日のチェコの道が、雨と多くのインカットにより大変でした」

「今年は昨年よりは楽に走れるとは思いますが、それでも新しいステージも多くあるので、ペースノートの作成とルートノート・クルーとのコミュニケーションに集中する必要があります。自分としては忍耐強く戦い、チームのためにポイントを獲得できるように努めるつもりです。もしすべてがうまくいけば、ラリージャパンではよりプッシュをしやすくなるでしょう」

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