自身のF1キャリアについて、フェルナンド・アロンソはまず2025年もF1に残りたいかどうかを判断し、その後はアストンマーティン残留を最優先して所属先を決めたいと強調した。
ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍を決めたことで、メルセデスの2025年シートはひとつ空いている。またマックス・フェルスタッペンがレッドブルを離れる可能性も浮上しており、アロンソにとってはまた新たに魅力的なチャンスが生まれるかもしれない。
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しかしアロンソは他人の決断に依存せず、自分に合うと感じたことをやると強調した。
「僕はいつもそうなんだ。僕が自分の運命の持ち主だということで、助けになることもあれば、自分を苦しめることもある
「チームから離れる時も、チームに加わる時も、F1をやめる時も自分で選んだ。そして、いつ復帰するかも選んだ」
「そして今、僕が来年何をするか選ぶ。他人が何をするか、他人が僕の運命を決めるようなことには従わない。自分の力でやるんだ。良くも悪くもそれが僕のやり方なんだ」
アロンソは、自分の哲学は年齢や経験によって得られるものではないと語り、契約がまだ1年残っている状態で優勝したルノーを離れてマクラーレンに移籍するという決断を下したことを振り返った。
「僕がまだ若かった時、(2005年に)最初のチャンピオンに輝き、マクラーレンと契約したんだ」
「そして移籍の1年前に発表をしたんだ。僕はその時24歳だった。年齢で変わることじゃないんだ」
サウジアラビアGPの際、アロンソは今後数週間以内に自身の将来について決断すると示唆した。だが今は今季マシンを改善することに集中しているため、それ以来進展はないという。
「あまり変わっていないよ」
「そしてこの先数週間とか、数レース経っても、それは変わらないだろう。だが夏までは待ちたくない。僕にとってもチームにとっても不公平になる。チームがもっと多くの選択肢を見つけなければならないからね」
「でも急ぎたくもないし、僕の頭を来年に向けていないうちに決断を下したくない」
「今、僕の頭の中は、最初の数イベントで学んだ後にクルマでテストしたいことに集中している。来年について考える必要があるとしても『ああ、今は考えるべき時ではない』という感じだ」
アロンソは来季もF1を続けると決めたとしても、アストンマーティンに留まることが優先事項であると繰り返した。
「マシンの発表の時にも言ったように、僕がその(F1を続けていく)決断を下したとき、最初に行くのはアストンマーティンのオフィスだ」
「それが僕の優先事項であり、彼らへの忠誠心だ。2年前に彼らが与えてくれたチャンスに感謝しているんだ」
「そしてもし合意に達すれば、それが僕の決断になるだろう。もしアストンと合意に至らなければ、他を探すことになる。でも、それは2番目のチャンスになるだろう」
またアロンソは、2022年のハンガリーGPでセバスチャン・ベッテルが引退を表明したことで、アストンマーティンに空席ができ、オーナーのローレンス・ストロールと交渉する機会を得た際のことを振り返った。
「セバスチャンがブダペストの週末に引退を発表したから、僕はここにいるんだと思う。もしセバスチャンがアストンと合意し、あと数年レースを続けていたら、僕にはこの可能性はなかっただろう」
「発表後、僕はローレンスと話し、このプロジェクトについてより深く理解した。チームにいない時は、外からいくつかのニュースを知るだけだからね」
「ファクトリーや風洞、将来に向けたコミットメント。それはとても好ましかったし、魅力的だった。同時に(当時在籍していた)アルピーヌでは、何ヵ月も進展がないシナリオがあった。だから僕にとっては非常に明確だった」
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