ジェネシス初の欧州専用モデル
韓国の高級車ブランドであるジェネシスは、BMW 3シリーズ・ツーリングやアウディA4アバントに対抗するために開発された欧州専用ワゴン、新型G70シューティングブレークの価格を発表した。
<span>【画像】ジェネシスG70シューティングブレーク【G70やG80と写真で比較】 全55枚</span>
価格は、エントリーモデルの「プレミアムライン」が3万5250ポンド(約540万円)から始まり、「ラグジュアリーライン」が4万250ポンド(約620万円)、最上級の「スポーツライン」が4万1880ポンド(約640万円)となっている。
搭載されるエンジンは、2.0Lガソリンターボ(197psと244ps)または2.2Lディーゼル(200ps)のいずれかで、8速ATを介して後輪を駆動する。
オプションなど仕様の詳細については発売間近に明らかにされるとのことだが、具体的な発売時期は未定だ。
ジェネシス欧州部門の責任者であるドミニク・ボーシュは、同社初の欧州専用モデルとなるG70シューティングブレークについて、「欧州地域へのコミットメントを明確に示すもの」と述べている。
欧州市場に馴染みあるワゴンスタイル
シューティングブレークは、セダン仕様のデザインを基本としつつ、ワゴンスタイルのボディに仕上げている。欧州向けに流線型のワゴンを開発することにしたのは、「欧州の自動車史にしっかりと根ざしたボディスタイルであり、プレミアム・ラグジュアリー分野の顧客に支持されている」からだという。
そのスタイリングはセダンと共通している。ルーフをなだらかに傾斜させつつ延長し、浮いたような形状のリアスポイラーと組み合わせてスポーティーな印象も与えようとしている。また、トランクリッドのヒンジを前方に移動させることで、ラゲッジスペースを最大限に確保したとしている。
全長4685mm、全高1400mm、ホイールベース2835mmで、セダンのG70と同じサイズだ。
欧州以外の市場では、G70にはツインターボチャージャー付きの3.3L V6ガソリンが搭載され、後輪駆動と4輪駆動が用意されている。Automotive News Europeによると、欧州でもV6モデル投入が「検討中」とのことだ。一方、EVのラインナップも急速に拡大しており、新型GV70、エレクトリファイドG80、エレクトリファイドGV70が数か月以内に欧州で販売される予定だ。
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