■モータースポーツの現場に、まるでショーケースのような演出
スーパーバイク世界選手権(SBK)2020年シーズンに参戦している『MIE Racing Honda Team』は、9月に開催された第5戦テルエル(モーターランド・アラゴン、スペイン)にて、LEDパネルのピットガレージをセットアップし、周囲の注目を集めていました。
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LEDパネルのみで構成されたピットガレージには、そこに流されるセッションの様子などをライブ映像で見ることができ、メディアやファン、チーム、そしてピットレーンで作業するすべての人が注目していました。また、そこにはチームスポンサーのブランディングコンテンツを映し出すことができます。
SBKのピットに突如現れたデジタルサイネージとも言えるLEDパネルのセットアップはどのようにして実現したのでしょうか? またメリットなどはあるのでしょうか? チームオーナーであり、2015年に日本人初のFIM(国際モーターサイクリズム連盟)女性委員に就任した森脇緑さんは次のように言います。
「弊社のパートナー企業の中にはIT分野で事業を展開している企業もありますので、以前からLEDピットパネルの設置を検討していました。
また、シーズン途中でチーム編成の変更のほか、ピットパネルを早急に交換しなければならないとき、これはピットボックスのレイアウトを一から素早く作成する効率的な方法であり、いつでもデザインを変更することができます。スポンサーに対しても素晴らしい視認性と強いイメージを与えることができるという理由から、LEDパネルを使用することにしました。
このシステムはとても柔軟性があり、多目的に利用できます。各ラウンドごとに、スポンサーやライダーのためにパーソナライズされたコンテンツやバイクのアニメーションなどを作成し、それをシステムにアップロードするだけで、毎回新しい、面白い映像を提供できます。私たちはデジタルツールも使った別のアプローチで、モータースポーツファンやスポンサーを巻き込みたいと考えています。
とくに今はCOVID-19のパンデミックの最中で、観客はサーキットの雰囲気を体験することができません。しかしこれがつながりとなり、世界がチャンピオンシップやチームをより身近に感じることができるようになっています。実際にやってみて、期待以上の効果を実感しました。
多くのチームがこのシステムに興味を示しており、なかにはこれがモータースポーツの世界の、新しい時代の始まりを表している、と言うチームもあります」
※ ※ ※
この新しい“ショーケース”は、もちろんPC操作ひとつで表示をオフにもできます。ピットボックスは198個のLEDモジュールで構成され、ひとつのモジュールのサイズは500×500×85mm(128×128ピクセル)、LEDスクリーンは49.5平方メートル、重さは約5トンです。セットアップには2人で約4,5時間必要とのことです。
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みんなのコメント
全日本チャンピオンの巧がかわいそうだ。
パネル状態一面はどうなのだろう...
少なくとも夏は厳しいだろうね。