次期3ドアの電動モデル
新型ミニ・エレクトリックのプロトタイプが、2023年の発売を前に、北欧で冬季テストを受けているのが目撃された。
【画像】待望の次期3ドア【プロトタイプを現行EVと写真で比較する】 全59枚
雪の中で撮影されたこの車両は、イエローの偽装カラーリング、黒く塗りつぶされたホイール、そしてボディ左右とリアに電動の試験車であることを示す「Electric Test Vehicle」のラベルが貼られている。
カモフラージュが施されているとはいえ、ミニの特徴的なスタイリングは一目瞭然だ。次期モデルはミニと長城汽車との合弁事業の一環として、中国で新しい専用プラットフォームで製造される予定である。
2030年代初頭までに、新しいセグメントへの参入、生産プロセスの見直し、完全な電動化など、ミニの改革の先陣を切るものと期待されている。
このモデルには、これまで通り、内燃機関とEVの両パワートレインが用意される。ミニによれば、「高効率のガソリンエンジンとディーゼルエンジン」を搭載したモデルは、EVへの移行の準備ができていない地域に引き続き投入されるとのこと。まだ確定していないが、5ドアも登場するようだ。
新型3ドアは、全く新しいインテリアデザインを採用し、新技術を用いてパーソナライズの選択肢を広げる予定だ。詳細は未定だが、ミニはインストゥルメントパネルの表面を「要望に合わせて調整できるキャンバス」とし、キャビンを自由にデザインできるようにすると述べている。
内燃機関モデルと同時に販売
新型の3ドアは、中国で開発される2台のコンパクトカーとともに登場する。そのうちの1台は「マイナー」で、もう1台はカントリーマン(クロスオーバー)より小型のSUVになると予想されている。
この2台の新型車は、長城汽車との合弁事業として、中国東部で製造される。2027年までに世界販売台数の50%をEVにするという目標に向けたモデルだが、内燃機関を搭載したモデルも発売される。ミニは2025年に最後の内燃機関モデルを発売する予定だ。
そのほかにも、持続可能性を重視したコンセプトカー「アーバノート」が形を変えて市販化される可能性が高い。ミニは、「高級コンパクトセグメント向けの新しいコンセプト」を開発中であり、そのコンセプトはアーバノートと同じように、室内空間、快適性、柔軟性を重視したものになると述べている。
高性能モデルであるジョン・クーパー・ワークス(JCW)でも、電動化が計画されている。ミニは、ホットなEVモデルを「集中的に」開発していると言う。
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