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メルセデス・ベンツ ハード・ルーフトップのロードスターSLCデビュー

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メルセデス・ベンツ ハード・ルーフトップのロードスターSLCデビュー

メルセデス・ベンツ日本は2016年6月2日、従来のSLKに代わる新たなロードスターモデルとしてビッグマイナーチェンジを果たした新型「SLC」を発表。同日より発売を開始した。なお今回「SLC180」シリーズと「メルセデスAMG SLC43」が新たにラインアップに加わり、後者のSLC43のみ、デリバリー開始は2016年6月中旬頃からを予定している。

SLKは1996年、世界初の電動開閉式ハードトップのバリオルーフを備えた全天候型オープンカーとして登場。とくに第3世代モデルは2011年から2014年まで継続して日本国内のオープンカー販売台数ナンバー1となり、全世界累計販売台数は約67万台を達成した。デビューから20周年となる今回の新型モデル導入により、メルセデスのロードスターを表す「SL」と車格を表す「C」を組み合わせて、「SLC」と刷新した。

■デザイン
SLCのエクステリアはロングノーズ&ショートデッキのエレガントなサイドプロポーションと、中央にスリーポインテッドスターを配したダイヤモンドグリルによるダイナミックなフロントデザインを特徴とする。リヤは刷新されたバンパーデザインとテールライトにより、ワイド&ローのプロポーションを強調。なお全車に、リバース操作に連動して車両後方の映像をディスプレイに表示するリアビューカメラを標準装備している。

インテリアはグレードにより、ブラッシュドアルミニウム/カーボンデザインアルミニウム/ブラックアッシュウッドという3種類のトリムを用意。またライト点灯時にセンターコンソールやドアトリムに浮かび上がるアンビエントライトは、ソーラーレッド/ポーラーブルー/ポーラーホワイトの3色から選択可能になった。

すべてのライトにLEDを使用したハイパフォーマンスヘッドライトをベースに、走行状況や天候に応じて最適なモードを自動で選択するインテリジェントシステムを採用。さまざまなシーンに応じて照射範囲を大幅に拡大し、視界を確保することで安全運転をサポートする。さらに夜間リモコンキーで解錠するとヘッドライトの色が変化するという“おもてなし”機能も備えている。

伝統の電動開閉式バリオルーフはフレームにマグネシウム合金を採用し、大幅な軽量化と低重心化を実現。また今回から開閉操作を停車時に開始した場合、その動作は約40km/hまで継続されるようにアップデートされた。なおスイッチを押すだけで透過率を瞬時に変更できる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」は、クリアモードでも紫外線や赤外線を効果的に遮断。ルーフを閉めた状態でもオープンエア気分を味わえる。

またロールバー背面に装着されるピボット式ドラフトストップの「エアガイド」は、オープン走行時に後方から巻き込む乱流を効果的に遮断して快適性を確保。さらにリヤクオーターガラスの開閉機能が追加となり、オープンドライブ時にはこれを閉めることで室内への風の巻き込みを低減する。

■燃費とエンジン
SLC180/SLC180Sports/SLC200Sportsには、第3世代の直噴システムであるBlueDIRECTテクノロジーを採用。今回より導入されたSLC180とSLC180Sportsには1.6Lの直4ターボエンジンを搭載し、最高出力115kW(156ps)と最大トルク250Nmを発生。JC08モード燃費は14.9km/Lとなっている。また。SLC200Sportsには2.0L直4ターボエンジンを搭載し、最高出力は135kW(184ps)で、最大トルクは300Nmを発生。JC08モード燃費は14.2km/Lである。

メルセデスAMG SLC43には専用開発された3.0LのV6ツインターボエンジンが搭載される。最新のAMGの手法に則り、クランクケースとシリンダーヘッドをアルミニウム製として軽量化。シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現するNANOSLIDE加工を施している。これらにより最高出力270kW(367ps)/最大トルク520Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.7秒というパフォーマンスを欧州仕様では実現している。

SLCのエンジンサウンドはとくに「Sport」および「Sport Plus」モードの際にエモーショナルで刺激的なサウンドを奏でる。SLC200Sportsは、車速やアクセル開度など車両状態に応じてエグゾーストパイプ内のフラップを制御し、力強い音色を発生する「スポーツサウンドエグゾーストシステム」を備えている。またメルセデスAMG SLC43は排気管内の2枚の連続可変エグゾーストフラップによって、エンジン音を電子制御する「AMGスポーツエグゾーストシステム」を採用している。


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