【空力性能は新領域へ？】新型マクラーレン・セイバー公開 米国向け15台限定モデル

ル・マン参戦マシンのようなスタイリング

text：Lawrence Allan（ローレンス・アラン）

translator：Takuya Hayashi（林 汰久也）

英マクラーレンの最新モデル、セイバーが発表された。米国向けに15台のみが生産される限定モデルとなる。

マクラーレンの特注部門が製作したセイバーは最高速度350km/hに達すると言われており、同社がこれまでに生産した2シーターの中では最速となっている。

セイバーの詳細はまだ明らかにされていないが、チューニングされた4.0L V8ツインターボを搭載し、835psを発揮するという。セナよりも35ps多いが、トルクは同じ81.5kg-mだ。

米国でのホモロゲーション要件が比較的緩いことから、セナをベースに大規模なボディ改造が施されていると予想される。

ルーフ中央のLMP1風のフィン、巨大なリアディフューザー、特徴的な3スラットウイングにより、空力性能は「新たな限界」に到達したと言われている。

今年初めにサーキットで行われたプロトタイプのテストでは、顧客が自分たちの要求に合わせてマシンのダイナミクスを設定していたと言われている。

価格は公表されていないが、邦貨換算で1億円を超えると思われる。

Comments

これがのちのセイバー600である

アメリカならではのクルマですね。日本じゃ考えられないけど、自動車メーカーのイメージリーダーとしての役割も大きいと思う。
世界にアピールするにはこのくらいでないといけないのかもしれませんね。
ＧＲのハイパーカーも早くデビューさせて、世界の評価を聞いてみたいですね。