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アルピーヌ 新型EV「5」の空力開発完了か F1チームの技術も活用

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アルピーヌ 新型EV「5」の空力開発完了か F1チームの技術も活用

次期アルピーヌ5の空力開発完了?

アルピーヌが今後発売するEVには、エンスージアスト志向のブランディングを強化しながら効率の最適化を図るため、F1の技術が大いに活用されるようだ。

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アルピーヌからは今後4年間で3台の新型EVが発売される予定で、必要とされる電動パワートレイン技術と航続距離を稼ぐ空力に関する専門知識は、英国に拠点を置くF1チームから提供されているという。

アルピーヌF1のテクニカルディレクターであるマット・ハーマンは、AUTOCARに対しこう語っている。

「エンストンにあるA522(アルピーヌのF1マシン)の空力チームは、市販モデル向けの特別なプロジェクトを終えたばかりで、これから別のプロジェクトに乗り出すところです」

「わたし達は、物理的なテストと計算流体力学の両方で、この2つの(グループの)人々を結びつけているのです。これは本当に素晴らしいコラボレーションで、空力技術者にも新たな視点を与え、頭をリフレッシュさせるものだと思います」

「彼らはこのようなプロジェクトに取り組むことを大いに楽しんでいるので、今後も続けていくつもりです。実際、わたし達は技術の専門知識をもっと市販モデルに拡大することになるでしょう」

ハーマンの言う最近完成した「プロジェクト」は、2024年に発売予定のルノー5(EV)のアルピーヌ版のことだと思われる。

そして次のプロジェクトとは、2025年に予定されているクロスオーバー、アルピーヌGT X-Overの可能性が高い。それに続いて、ロータスと共同でA110の後継車開発が予定されている。

市販EVにF1の技術を活用

アルピーヌのローラン・ロッシCEOは、AUTOCARに次のように語った。

「F1の波に乗りたいんです。なぜなら、F1のハイブリッド車も、街中のEVも、今や全く同じものだからです」

「電気を瞬時にトルクに変換できるか、サーキットや道路でどれだけの時間それをできるか、バッテリーの充電量をどれだけ回復できるか、航続距離をどれだけ伸ばせるか、といったことです。これらはすべて同じこと。サーキットから道路へ、道路からサーキットへ、電気に関する学びを伝えていくのです」

「空力もそういった要素の1つです。これらはすべて、量産車に使う重要なものです」

ハーマンもこれに同調し、次のように述べている。

「特にモータージェネレーターは、大いに活かされています。F1のMGU-K(減速時に電力を生成するユニット)です。その内部の開発・技術力は飛躍的に向上しています」

「また、バッテリー技術や、熱をどのように管理するかも重要です。EVはみんな欲しいと思っていて、一般的には航続距離が少し心配されていますが、航続距離はそうした技術の開発によって向上していきます」

「今後2~3年の間にクルマで注目すべきは、そういった点でしょう。わたし達も力を入れている分野になるでしょう」

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