コンサバなデザインだがシビックらしい走りも予感させる
アメリカで11代目「シビック(プロトタイプ)」が発表されました。日本ではセダンの生産中止がアナウンスされるなど、シビックのような長く続いているモデルはオワコン的な印象もありますが、北米市場ではもっとも人気のある乗用車の座に4年連続で輝くなど、非常に人気のあるモデルです。
そんな新型シビックのスタイリングは、全体としてはコンサバなセダンといった風貌で、なおかつ間違いなくシビックに見えるというものに仕上がっています。さすがにボディ面のツライチにセットされたホイールはプロトタイプだからこの設定でしょうが、ワイドでスタンスの効いた姿勢はシビックらしい走りを想起させます。
ホンダの発表によれば、このスタイリングのテーマは時代を超えるシビックの価値を現代的に再設計したもの。とくにフロントフードを低く、Aピラーを後方に置くロングノーズ風のシルエットは、伝統的なセダンらしさとシビックのスポーティなブランドイメージを融合しているように思えます。
今回、インテリアについてはイメージスケッチの発表のみとなっていますが、こちらもシビックらしいデザインを再設計するというのが基本コンセプト。初代からの伝統である「MM思想(マンマキシマム・メカミニマム)」は健在というわけです。シンプルなインパネ中央に9インチのタッチディスプレイが配置されています。
タイプR継続は朗報。英国工場閉鎖で北米生産モデルになるか?
現時点ではパワートレインなどのメカニズムに関するアナウンスは皆無ですが、このセダンにつづいてハッチバックもラインナップされるほか、北米でのスポーティグレードであるSiや、頂点モデルのタイプRも登場することが明言されました。シビックの伝統であるパーソナルな走りのモデルというキャラクターは、2020年代にも継続されるというわけです。
ところで、現在グローバル向けにシビック・ハッチバックを生産しているホンダの英国工場は閉鎖が決まっています。そこで、11代目シビックにおいて北米向けのハッチバックは、インディアナ州グリーンズバーグ工場で生産されるということも正式発表されました。おそらく次世代のシビック・タイプRもインディアナ生まれとなることでしょう。新時代のシビック・タイプRがどのようなマシンになるのか、興味津々といえそうです。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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もう少しマシなデザインにしてほしい。